根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

星生山 6月20日(日)

2021年06月20日 22時43分43秒 | 大分県

くじゅう連峰・星生山(1762m) 
(星生崎から東尾根~西尾根への縦走)

令和3年6月20日 快晴

今年のミヤマキリシマ開花状況は、梅雨入りが早かったせいか
例年になく各山まちまちの模様である。(日照時間が影響したのであろうか ?)

前回登った(5/31日)平治岳では7~8分咲きの花を愛でることとなり
未消化の観賞登山であった。

次なる山を、
昨年(2020.6.16日)も観賞した星生山と決め打ちして様子見を(ネット情報で)
していたが、雨の都合で最盛の時期を逃したようである・・・
 にわかに訪れた「梅雨の晴れ間」
昨日、今日そして明日も明後日も晴れ間が 続きそうである。

今朝はカラリと晴れ、絶好の山行日和となった。
澄み渡った「瀬の本高原」の緑一面の原野を
車窓から眺めながら、目指す牧ノ戸峠へと車を走らせた。

今日の行程は
星生山分岐からの直登を避け(急勾配であるので) 西千里ガ浜を東進し、
星生崎岩峰の基部を右にトラバ-スして星生崎に登り上げ、
そこから東尾根の岩稜を辿ることとした。

(行程) 牧ノ戸峠登山口(発8:20)→星生山分岐(着10:10)→星生崎岩峰基部(着10:25)
   →星生崎頂上(着10:40)→東尾根→星生山(着11:20~昼食と撮影~発12:10)
   →西尾根→扇が鼻分岐(着12:40)→牧ノ戸峠登山口(着14:20)

星生山のミヤマキリシマ (令和3年6月20日) 1/2

星生山のミヤマキリシマ(令和3年6月20日) 2/2

【根子岳をズーム】

【眼下の唐松林と背景は星生山西斜面】
旧登山道を歩き、私のお気に入り風景(カラマツ林)を最直近から眺める。

【登路沿い(ブロッコリーの丘付近)の大株の花】

【白花のミヤマキリシマ】
星生山分岐付近の登路道下(肥前ケ城への取り付き点)に咲く。

【星生山分岐から見上げる星生南壁のミヤマ】

【星生崎岩峰を登路より仰ぐ】
西千里ガ浜の東端から傾斜をつけながら
岩石(溶岩の岩)が積み重なる登路に変わる。

登路の峠付近に差し掛かると道は左上側に分岐する
もう一本の道が星生崎側に延びている。

久住分かれの避難小屋側には下らず星生崎岩峰の基部を右に巻き、
小刻みに付けられたジグザクの急勾配を駆け上がると
避難小屋裏からの道と重なり星生崎頂上に至る。

【登路から眺める久住山と眼下の避難小屋】
天を突くような盟主・久住山の槍の山姿と流れ下る裾野。
避難小屋広場からの登山道も一目瞭然に見え、
ここからの景色は久住山が間近に迫る圧倒的な
ビューポイントと確信した。

【星生崎山頂からの眺望】
今から縦走する登路の全容が窺える。
東尾根の岩稜から西千里ガ浜へ流れるスロープが美しい・・・

【登路から眺める三俣山】
ピンクに染まる 西峰・本峰・Ⅳ峰・南峰が迫る。

【東尾根岩稜上の溶岩造形美】
四角い窓の先には西千里ケ浜・肥前ケ城・扇ケ鼻・・・
この窓は「星生の窓」と呼称されているらしい。
登路は窓の外側にも在るのかな???
今回は内側を辿った。

【登路から眺める阿蘇五岳方面】

肥前ケ城山頂部を望む】
ピンクは薄い(最盛を過ぎたのか?、花の裏年なのか?)

【登路から眼下を望む】
西千里ケ浜を歩く登山者の姿を眺めて(高みの見物)楽しむ。
扇が鼻もピンクは薄い・・・

星生山頂上直下の南壁に張り付くピンクの景観 
(東尾根側からの4景)

【こんな光景もありました】
断崖絶壁に座る山ガ-ル

【星生山頂上】

【星生山頂上から三俣山と遠景に由布岳】

星生山頂上直下の南壁に張り付くピンクの景観 
(西尾根側からの5景)

 

 

【山頂から離れ大曲ル-ト(星生新道)側に立ち入る】

【西尾根末端の崖斜面に咲く、白ドウダンツツジ】

【西尾根末端の崖斜面に咲く、紅ドウダンツツジ】

【西尾根末端の崖斜面から下った所の花】
西千里ガ浜(池塘)からのせせらぎ沿いに咲くミヤマキリシマ

【谷空木(タニウツギ)】

【話題のウグイス】
数人の登山者が立ち止まり鳴き声を聞いておられる。
「今朝も同じ木にとまり、鳴いていた」と呟いておられる・・・
登路の目の前で「法 法華経」と鳴く。
うぐいすの「谷渡り」であろうか?、
いつまでも木から離れず鳴き続ける・・・
こんな遭遇は初めての経験であった。

登山を終えて

行程距離は前回歩いた平治岳と同じ往復8km位と思われるが、
きつい上り坂を避け、疲れないコ-スを選定したので程よい疲れで登山を終えた。

星生崎直下から東尾根に上がるル-トは、
今回が初めての歩きで、取り付き点の道探しに不安があったが、
現場に来れば迷うことなく登路に乗れた。

星生崎頂上から稜線を辿る縦走路は、
東尾根から星生山頂上を踏んで西尾根へ下るのであるが、
東と西では足場がガラリと一変する。
岩稜の東尾根では緊張の連続であったが西尾根に移ると
草付きの尾根道となり、緊張感から解放され、
リラックスを楽しむ下山路となった。

(備忘メモ)
 登山前日の土曜日は、親戚の四十九日の法要(91歳・5月2日逝去)に出席し、
忌明けの酒を飲み過ぎていたせいか? 筋肉のたるみ感があり、
スローペースの歩きでもあった。
(イヤイヤ・・昨今はいつもスロ-歩きの登山になっている・・・苦笑)

(2021.07.05 追録)

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2 コメント

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こんにちは (ちょび)
2021-06-28 18:49:51
こんにちは
星生山の縦走いいですね
くじゅうも久しく出向いていないです
コロナ禍でサポートに追われ青色吐息です
やがては行ける山歩きを期待して…。
ご活躍ください。
では、また。
星生山 (元→ちよび様)
2021-06-28 21:50:04
ちょび様
お便り有難うございます。
ミヤマキリシマの咲くこの時期の
「くじゅう・牧ノ戸峠」は相変わらずの人波で賑わっていました。
コロナ禍でマスク着用の方が半数位いらっしゃいました。
2回目のワクチン接種が終われば(私は6/30日です)少しは安心しますが、インド株の流行が恐ろしいですネ・・・
ちよび様も山野草がお好きのようですネ、
「オカトラノオ」私の庭にも今咲いてします。
今後ともよろしくお願いいたします。

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