根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

次郎丸岳・太郎丸岳 1月3日(月)

2022年01月05日 16時40分21秒 | 熊本県

次郎丸岳(397m)~太郎丸岳(281m)    (西辺集落ル-ト)
(ファミリ-登山) 

令和4年1月3日 穏やかな快晴

天草の山に家族で登ることは暮れから決まっていたが、
三角岳にするか次郎太郎にするかは子供が選定することとしていた。

もちろん女房も一緒に登ることで靴等の準備をして熊本に行ったのであるが、
前夜にイメージトレーニングと云って子供が YouTube を母親に見せていたら
「私には無理・・・」と言って留守番することとなった。
三人での登山であれば当然と次郎太郎に本決まりとなった。

大晦日から良い天気が続いているが
今日は予報通りに風も無く最高の山日和を迎えた。

熊本市内を8:15分に出発し、57号線もスムーズ走り
上天草市松島町今泉の「太郎丸・次郎丸岳駐車場」に10時着。

空きスペ-スは残り2台、やはり人気の山であることが伺える。
太郎・次郎とは14年振り(前回は2008.1.5日)の再会で高揚感が高まる・・・

(行程) 今泉登山口駐車場(発10:15)→太郎丸分岐(着11:15)→巨石の一枚岩「見晴岩」
         (着11:55~発12:20)→次郎丸岳頂上(着12:25~昼食~発13:30)→太郎丸分岐
         (着14:10)→太郎丸岳頂上(着14:55~発15:10)→太郎丸わかれ
         (着15:40)→駐車場(16:30) その後、金桁温泉

【今泉の「太郎丸・次郎丸岳駐車場」(←Google マップ) を出発】

 

【次郎丸岳の岩峰を仰ぐ】
西辺集落から山道に差し掛かった付近から望む次郎丸岳の断崖

【雑木林の中の緩やかな歩き】

【岩盤のような溝道の地面】
雨水の浸食(流路)と登山者の踏み固めで
岩盤が削られたのであろうか?

【「太郎丸分岐」直下の露岩帯の急坂】

【太郎丸分岐】
太郎丸岳には、下山路で立ち寄る事として
左の次郎丸岳を目指す。

【巨石が段状に続く急崖】

【露岩とウラジロのシダが美しい】

【踏み跡で露岩が削られた階段】
こんな登山道が他に在るのであろうか ?・・・

帰宅後、ネット検索で調べると→「白岳砂岩層」なるものがヒットした。
以下、「熊本県高等学校教育研究会地学部会」HP
から無断でキャプチャ
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【一枚岩の巨岩(見晴岩)】
登山初心者である娘にとって、岩登りの初体験は
忘れられないロ-プ感触であったであろう。

【見晴岩から眼下の太郎丸岳を望む】
天草パールライン(天草五橋)も観えている。

次郎丸岳・見晴岩からの展望(令和4年1月3日)

【眼下の太郎丸岳をアップ】
その後ろには、千巌山(せんがんざん)・千元森厳(せんげんのもりだけ)
そして島原湾の先に雲仙岳が霞んでいる。

【眼下に知十橋と倉江川】
画面中央には天草富士と呼ばれる高杢島(たかもくじま)

【一枚岩(見晴岩)の最突端】
鉄塔が建つ山稜は、観海アルプスコ-スの稜線
その奥には八代海が観える。

【ライオン岩(亀次郎岩)にて】
一枚岩(見晴岩)の岩の中腹に付けられた頂上への
ル-トを辿ると直ぐに石の祠(弥勒菩薩)があり、
祠から断崖側を覗くと畳一帖ほどの岩(ライオン岩)が突き出している。
(子供達が先に山頂に上がって、私の登場を待って撮影)

【次郎丸岳頂上にて】
シャッタ-を切った人は、
私たちに色々と山の説明をしてくれた丁寧な好青年。

【ライオン岩(亀次郎岩)の雄姿】

【頂上から望む対岸の、観海アルプスの稜線】
右から鋸岳(のこたけ)・中岳・蕗岳(つわたけ)・白岳(しらたけ)の山姿と思われる。
(参考) 鋸岳から眺めた次郎丸岳の山容(2008年の山行記より)
観海アルプスについては末尾に山行記をメモ

【山頂に座す美しい巨石】
垂直に切れていて美しい石面

【昼食のひととき】
美味しかった「うまかっちゃんラーメン」・・・

【方位盤】

【復路でライオン岩に立つ娘】
冒険心旺盛なり・・・(笑)

   復路で太郎丸岳に立ち寄る↓ 

【太郎丸分岐】

【分岐から15分、岩場の急登】

【岩場の急登を登上げて一息】
頂上までには、まだ遠い・・・

【「偽の太郎丸岳」には立ち寄らず直進】
巨石の基部を右に辿れば「偽の太郎丸岳」に至るが
ここはパスして、一旦、鞍部に下り登り返して岩場を登る。

【太郎丸岳の肩に登り上がる】

【肩から「偽の太郎丸岳」を振り返る】

【山岳での気功

【太郎丸岳頂上から八代海方向を眺める】

【眼下の千元森厳(せんげんのもりだけ)】
柱状節理が織りなす見事な岩峰。
登りたい山として近々挑戦したい・・・

【頂上から次郎丸岳偽太郎丸岳を望む】
手前の、ピーク(偽太郎丸岳)の直下を歩いて来た・・・

【太郎丸岳の山頂】
探しても見当たらない山名標識・・・
左の露岩は舫い綱を留める係柱のような形状をしている。
白岳砂岩 ? が風化したのであろうか ? (摩訶不思議)

【今泉登山口駐車場の案内板】

金桁温泉 :2020年7月オープン】
(宇城市三角町中村381-2)
ひと風呂浴びて、登山の疲れを心身ともにリフレッシュ
「よかふろで ああ〜〜 気持ち よかった・・・」
 ・泉質: 冷鉱泉・入浴料:300円 石鹸、シャンプは無し・休館日:火・水

観海アルプの山行記
① 2008.02.10 蕗岳(320m)~白嶽(373m)~鋸嶽( 347 m)
② 2008.11.16 念珠岳(503m)    阿蘇にのぼる会 例会
③ 2010.01.16 二弁当峠~鹿見岳(285m)~白嶽(373m)~鋸嶽(343m)~二弁当峠
④ 2011.11.27 鋸岳(のこだけ・343m)~中岳~白岳(しらたけ・373m)

登山を終えて 

低山の山(次郎丸岳397m・太郎丸岳281m))であるが
海からのスタートであるので登り慨の有る山である。
ロ-プ場・岩場・急登・断崖ありの変化のある登路を
ゆったりと歩いて楽しんだ。

太郎も次郎も頂上は岩峰をつくり巨岩が座す。
巨岩に立って眼下を眺めると「海原に浮かぶ天草の島々」そして
島原湾には雲仙岳、観海アルプス稜線の先には八代海・・・
山と海と青空の景色を堪能し、
新春を迎えるのにふさわしいフアミリ-登山であったであろうと思う。
下山後の、夕食の膳では
山での出来事をそれぞれの想いで語り、美味しい酒で盛り上がった。

(2022.01.14日 加筆)

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2 コメント

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あけましておめでとうございます (ちょび)
2022-01-08 22:10:43
明けましておめでとうございます。
お天気に恵まれ眺望もよく気持ちよい
ハイキングの様子が伝わりますね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます。 (元→ちよび様)
2022-01-09 16:28:23
コメント頂き有難うございました。
ちよびさんの鞍岳北尾根コ-スの記事拝見しました。
ロープ連続の崖急登は大変な体力を消耗された事でしょう・・・
「阿蘇の噴煙」立派に撮れていますネ

本年もよよろしくお願い申し上げます。

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