元気!WRCC

とにかく走り続けたい。カープも応援してます。お城も。

日本100名城を訪ねる 四城目 水戸城

2009-10-29 00:13:20 | お城
2009年4月20日訪問

かすみがうらマラソンの翌日、水戸まで足を伸ばして行ってきました。


まずは、スタンプをもらいに弘道館に行きました。この写真は弘道館の正門です。が、入口はここではありません。


ここが入口です。


弘道館の威容です。


内部はこんな感じで、展示物が多くあります。


弘道館を出て、正面の大手橋を通って二の丸、本丸方面に向かいます(弘道館は三の丸)。大手橋を渡ると雰囲気のある土塁を見ることができます。


本丸へ向かって二の丸を突っ切る、水戸城跡通りというのがあります。


こんな案内看板がたくさん設置されています。


本丸跡にある、県立水戸一高の中には史跡の見学のためであれば入ってもいいそうです。校内にあるこの薬医門は水戸城唯一の現存する建築物だそうです。校内には立派な土塁も残されていました。


水戸城後通りを戻ってくると、水戸城跡の大シイが存在感を示していました。


三の丸跡に戻って弘道館公園を過ぎると、県の庁舎や県立図書館などがあるのですが、そこに土塁跡があるかと思うとその外側は


立派な空堀があります。なかなかの迫力です。これがやっぱり一番の見所ではないでしょうか。


もう一丁。

北緯40°秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン レース回顧

2009-10-07 22:58:15 | ランニング(全般)
レースのスタートは5:00、宿からのバスの出発は3:00でした。したがって起床は2:00としました。前日買っておいたお稲荷さん、パンなどを腹いっぱいになるまで、お茶で胃袋に流し込みました。胃腸をしっかり刺激したので、朝のお勤めもばっちり。途中での腹痛などは真っ平ごめんなので、このあたりはフルマラソンの場合などでもそうですが、出走前の最後の調整として重要ですね。・・・と、偉そうに言うことでもないと思いますが(途中でトイレ行きたければ行けばいいんだし)、だいたいうまいこと行きます。前日は20:00には就寝できたし、ぐっすり眠れたので、目覚めもばっちりでした。体調もいい感じに思えて、全く問題ないと思えていたんですが・・・。

そしてスタートラインにつきました。やたらに盛り上げてくれるMCさんでしたが、眠気覚ましにはちょうどいい。気分も盛り上がってスタートを切りました。早朝だし、体が重く感じるのは当然なので、あまり気にせずに淡々と走りました。観光スポットとして有名な武家屋敷のそばを走っていくことになるのですが、薄暗さの中、時代を超越したその雰囲気はなかなかいいではないですか。スタート時の盛り上がりが嘘のように、落ち着いた雰囲気のレースになりました。

10km到着 1時間12分1秒 設定1時間10分 遅れ2分1秒

体感では少しはいい感じで走れてるかな?と思っていたのですが、思ったほどのタイムではありませんでした。「むむむむむー、まずいかなあ。」そんな最初の10kmでした。ただ、設定タイムからの遅れはたいしたことないし、ここでペースを上げてしまうのは賢い選択ではないと思いましたので、ペースを維持するイメージで走り続けました。
このレースは他のレースと同様に、交通ルールを守って(当たり前のことですが)走るのがルールです。しかし実際には、信号機のところで警官が規制をしていて、赤信号でも道路を横断させてもらえるところがほとんどでした。結局100km走って信号で止まったのは一度だけでした。地元の方々には迷惑な話だったとは思いますが、・・・ありがとうございました。

20km到着 2時間22分15秒 設定2時間20分 遅れ2分15秒

やはり、のれてない走りです。あんなに体調管理に気を使ったと思っていたのに、既に脚に疲労感が出てきてしまいました。それとも、体調管理に気を使っていなければ、もっと酷いことになっていたのでしょうか。ただ、この時点では遅れはまだまだ少なく、順調といえば順調だったでしょうか。

30km到着 3時間33分21秒 設定3時間30分 遅れ3分21秒

徐々に遅れが増えていくいやな展開です。この頃は疲労度がうなぎのぼりでした。スタート時は気温も低く、寒いぐらいでしたので、ビニール袋をかぶっていましたが、この頃には体が温まるというか、汗ばむぐらいになってきてました。普通なら適度に汗ばむのは気持ちがいいものなのですが、この日はそんな感じではありませんでした。それだけではなくて、なんだか体もだるくなってくるし、「こんな感じで本当に完走できるのかなあ?」早くも不安な気持ちがムクムクと出てきました。そんな中、心強いのがクリスタルランナーの存在でした。このレースを10回以上完走したことのあるクリスタルランナーはゼッケンが青地(その他のランナーは白)なので、一目で分かります。彼らが近くにいるということは、まだまだ完走ペースの範疇だということで、安心感があります。100km走り続けている間、終始視界のどこかにはクリスタルランナーが入っていて、心強かったです。

40km到着 4時間52分25秒 設定4時間45分 遅れ7分25秒

更に遅れが拡大しました。疲れてきました。30km~40kmはペースを落とす予定でしたが、上りがあったからか、それ以上のペースダウンとなってしまいました。まいったなあと思いつつも、それ以上の心配事がありました。しばらくすると急な下り坂が始まります。下りをうまく走れるか?膝は大丈夫か?緊張しながら下りに入りました。「やった!膝は大丈夫。ちゃんと走れる。」まずは一安心でした。
それでも、安心ばかりはしてられません。なんとも言えない疲労感がやってきました。「何だ、この感覚は?」しばらく「????」でしたが、分かりました。あの時の感覚に似ています。残業して夜遅く、PCのキーボードをたたいてる時にも同じ感覚を味わうことがあります。簡単に言えば、眠いのです。他のランナーのブログなどを読んでいると、たまに“走りながら眠くなる”というような記述があるのですが「本当に走りながら眠くなることなんてあるのかいな?」と不思議でしたが、あるんですね、こういうことが。
まずいことになりました、体に力が入らない感じです。その時、いつも会社でやる対処法がひらめきました。実は朝ホテルをチェックアウトする時に、“ランナーの皆さん頑張ってください”というようなメッセージがついた飴玉をもらっていて、それをウエストバックに入れておいたのを思い出しました。すぐに飴を取り出し、まず一粒、そして二粒、口に放り込んで、バリバリ噛み砕いて飲み込みました。数分も経つと、少しずつ力が沸いてくるのが分かりました。まともに走れるようになりました。「助かった。駒ケ岳観光ホテルの皆さんありがとう。」長い下りで大きくタイムロスをするのを防ぐことが出来ました。
かといって、本質的に体力が戻った訳ではないので、しんどい感じには変わりありません。そうこうするうちに、50km手前の着替えポイントに到着しました。妻が先回りをして待っていました。「もう疲れたー」第一声はこんな感じだったと思います。ここで、着替える予定はありませんでしたが、入念にストレッチをして、足の指先から股関節までのマッサージを、時間を掛けてやりました。ここが本当のスタート地点だと思うように気持ちを整理しました。そしていよいよ再スタートです。

50km到着 6時間16分56秒 設定6時間 遅れ16分56秒

予定より17分も遅れが出てしまいました。いやはやまいりました。ますます体力を奪われていく感覚にもなりました。これくらいのタイムであれは体力的には相当余裕があるはずだったのですが、今日はどうもそうではないらしい。「やっぱり制限時間13時間というのは厳しい。このレースに出たのが失敗だったか。」不安でした。すでにリタイアしてバスに乗っているランナーもいて、無邪気に手を振ったりしていました。ますます不安な気持ちに・・・。ただ全体的に下り基調だからでしょうか。タイム的には体感ほど落ち込んでいかないのが分かりました。腕時計の数字に少しだけ元気付けられながらも、「あまりゆっくりだと関門に引っかかる可能性もあるからどんどん行かないとまずい」という思いから、体力温存よりもむしろ強引に進むイメージの方が強くなってきました。

60km到着 7時間30分26秒 設定7時間20分 遅れ10分26秒

少しだけ遅れを取り戻すことが出来ました。でも体力はかなり消耗していました。食欲もだんだんなくなってきてはいたんですが、「気持ち悪い」とか「食べられない」というわけではないので、しっかり食べ続けました。おにぎりとリンゴはすべてのエイドで食べました。おにぎりがおいしいことは想像していたのですが、リンゴがおいしかったのはうれしかったですね。もともとリンゴは大好きでしたが、秋田のリンゴは本当にうまい。これからは、リンゴは秋田産にしよう!
それはともかく、40km過ぎの飴玉事件以来、意識して食べまくりました。胃腸が丈夫だとこういうときに助かります。そしてびっくりしたのがシソジュース。なんという美味さだ!普段なら“甘すぎ”と感じる甘さが疲れた体にはちょうど良かった。3杯も飲んでしまいました。
でも、いくら食べても疲れるものは疲れるんですよね。途中阿仁合駅近くのエイドで再び妻と会ったのですが、その次落ち合う予定としていた「合川のエイドには、もうたどり着けないかもしれない。」そう言い残して分かれました。今思えば、この時が最もぐったりとしていたと思います。

70km到着 8時間49分05秒 設定8時間40分 遅れ9分05秒

うーん、なかなか遅れが取り戻せません。気持ちが切れる寸前でした。75kmぐらいだったでしょうか、一旦立ち止まって、というか座り込んで脚全体をマッサージして復活を目論んでしました。エイドであまり辛そうにしていると、スタッフの人に要らぬ心配を掛けて申し訳ないので、エイドからだいぶ離れたところで座り込んでうんうん唸っていたのですが、どこから現れたのか、エアーサロンパスを持ったボランティアの方がやってきて「大丈夫ですか。」と声を掛けてくれました。私が一所懸命さすっていたふくらはぎからハムストリングスの辺りに「この辺ですか。」といってエアーサロンパスを吹きかけてくれました。わざわざ遠くに見かけたランナーのために駆けつけてくれるなんて、・・・この方たちは、言われたことをやっつけ仕事でやっているのではなくて、ランナーに対して親身になってくれているんだなあと思うと、感激せずにはいられませんでした。「ありがとうございます。」お礼を言って走り出しました。そんなことがあって、急に元気が出てきました。

80km到着 10時間02分03秒 設定10時間 遅れ2分03秒

だいぶ遅れを取り戻すことが出来ました。脚はものすごく痛いのですが、まだ何とか走れています。日が傾いて日差しが柔らかくなってきたし、気温がだいぶ下がってきたのが良かったのかもしれません。とにかく前に進んでいれば何とかなるかもしれない。そう思えてきました。80km地点を過ぎると、防雪柵の脇を直線的に走る県道に出ました。「よーし、この直線が終わるまでは止まらずに走るぞ!」だいぶ気分が良くなってきたので、気持ちも前向きになりました。この直線は合川まで5km程度続いていて、見通しのいい平坦な道を爽やかな気分で走り抜けました。そしてめでたく合川のエイドで妻と再会することができました。ここが最後の大休憩。ストレッチとマッサージ、そしておにぎりとリンゴをたっぷり食べて、最後の10kmに備えました。事前の情報からも最後の10kmには上りと、そして問題の下りが控えていることが分かっていたので、気が抜けませんでした。

90km到着 11時間23分43秒 設定11時間30分 貯金6分17秒

ここで初めて設定ペースを上回ることができました。ここまでが本当に長かった。辛かった。でもここで安心する訳にはいきません。昨年のえちご・くびき野では、ラスト8kmでまったく走れなくなってしまいました。同じようなことがおきれば、一転してピンチになります。体と相談しながら上り区間に挑戦していきました。前半で疲れ果てていた筈の脚ですが、上りでも意外と元気でした。すっかり復活したようです。時々呼吸を整えるために歩く以外はゆっくりですが走って登ることができました。空港下を通るトンネルに入りました。95km地点を通過しました。この時点で11時間59分。時間的には余裕ができてきました。その後に控える下りを問題なく走れれば大丈夫なはずです。そして、下りに入りました。「よし、膝は全く異常なし。大丈夫だ。これで完走できる!」この時点でやっとほっとすることができました。
その時ちょうど鷹巣の町を一望することができる場所にいました。このシチュエーションはなかなか良くできてるな、と思いました。惜しいことに夕焼けを見ることはできませんでした。ゆっくりランナーの特権としてレース終盤に夕焼けに出会えることがあると思うのですが、この日は一日中天気が良かったにもかかわらず、日が沈むころには雲の量が増えたために、夕焼けの邪魔になったようです。残念ですが、またに機会に取っておきましょう。
噂通りに、商店街に入るとたくさんの方たちが出迎えてくれました。もう大半のランナーはゴールしてしまっていると思うのですが、まばらになった後方のランナーにも懸命に声援を送ってくれるなんて大変ありがたいことです。

100kmゴール 12時間39分47秒

ゴールを迎えての感想は情けないことに「もうしばらく走りたくない。」でした。それくらい今回のレースは辛かった。特に80kmまでが精神的にも辛かった。それ以外にゴール地点で印象に残ったことがありました。ゴール前、妻に愛敬を振りまきながらたらたら走っている横を、さっさと交わしてゴールするランナーがいました。見るからにかなり年配のランナーです。後で調べてみたところ、なんと72歳の方でした。私のすぐ後ろでゴールした女性ランナーも63歳でした。私もまだ10年以上、もしかしたら20年以上もウルトラマラソンを楽しみ続けることができるんです。「走りたくない。」なんていってる場合ではないですね。
その後お楽しみの後夜祭ですが。ビールは飲み放題的な状況でした。でも、走り終わってあまり元気がないので、2杯が限界かなという感じでした。食欲もあまり感じなかったのですが、きりたんぽをたべていたら、これがまたおいしくて、一口食べるごとに胃袋が活性化してきて、一杯食べ終わる頃にはかなり復活してきて、ビールお代わりできました。しばらく体育館でごろごろしながらレースの余韻を楽しみました。

いまだに晴れない野辺山リタイアの悔しさはありますが、「もしかしたら2度と100kmを完走することは出来ないのではないか。」という不安もあったので、その点では一安心の秋田100kmでした。

カープハマスタ最終戦

2009-10-05 22:39:05 | 広島東洋カープ
ハマスタの最終戦ということで行ってきました。雨の中、予想通り試合は決行。シーズン終盤ですからね。観客は少なかったですが、レフトスタンドは熱気にあふれていました。

先発はルイスvs.小杉ということで勝って当たり前の試合でしたか。マクレーン、栗原、そしてルイスの特大場外ホームランの3点と、ルイス-シュルツ-永川の完封リレーで快勝でした。

ただし、今年のカープのだらしなさは、しっかり出てしまいましたね。ホームラン以外は繋がらない打線。単調になって、ガツンと軽くはじき返されるルイス。打たれてむきにになってストレートを投げ込んで、それを見透かされて痛打されるルイス。なぜか一人相撲で勝手にランナーを背負う永川と。まあ、愛すべきチームです、カープは。

楽しい試合でしたが、来年まで試合を見れないのはやっぱりさびしいですね。