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真っ赤な広島球場へ行って来ました

2015-03-09 16:37:13 | 吠える末期老齢者
我も我もの国民性、等冷やかす人も多い様だ。しかし太平・平和な面白がりだ、と言う人も一方には必ずいらっしゃる。で、我はどちらにも与しない、大分前のことだが「毛利一家のお墓台地」が荒れ放題になっていた場面を思い出すからだ。
あの立派なお墓、意味があるだろうと思われる微妙なサイズと配置、その小高い丘へ通じる道に無粋なビニールホースの残骸が放置されていた、その回りは当然ながら舗装などされていない、排水の為であろうその汚れたホースは悲しい。
聞けばなんとかいう名の売れたTVドラマで一気に知名度が上がったらしいその墓地、今や訪れる人は皆無とみえ、我々が拝見した三十分ほどの間人の影は見えなかった。
災害の復興を願う善意の人、今は意識の変革というか賛同して寄金に応じる人、ボランティア活動にみを粉にする人、一昔前に比べれば日本も助け合いへ動く意識が高くなったと言われる。
その長期に亘る復旧活動は数年位では片付かない、むしろ困難な問題が増えていく、支援の継続は相当な意識と行動が不可欠と言われる。
それは当然であろう、特に放射能という見えない敵と戦う困難さ、人が故郷を恋う心と生活の現実がかみ合わないあれこれ、
何故かあのお墓群が思い出されてならない、熱しやすく醒めやすいという表現もある、福島の難問が報道される度考える、我歳古りたとはいえまだ何かしなくては、と広島の愉快な人々が語り合うカープへの愛情、その酒好き・贔屓の引き倒し感覚、一緒になってオダを上げながら色々思ったこと、あの真っ赤なチームカラー、一日半市民になった感覚で七十年前の惨劇にも思いを致しながら、散文を締める事にしよう。