NPO法人Gasshoの挑戦

「しまねでやりたいことを実現する」を合言葉に2007年6月に設立したNPO法人Gassho 代表 佐藤大典のブログです。

企業の使命

2011年11月27日 | Weblog
気が付けば2011年も年末となってまいりました。
ずいぶん時間が空いてしまいましたが、今年も11期スクールは成功裏に
終わり、11期の修了生の皆さまもそれぞれでご活躍です。
その辺のお話は、また後日として
最近仕事を通して考えていることを書いてみます。

10月末から11月の初めに、大学で数回講師として
お招きいただいたことと、教育関係の雑誌の取材を
いただいたこと、そして自分の事業で一時的に
アルバイトの若者を引き受けたこと。

すべての共通点は「就職する」というところに
なにか同時期に巡り合えた意味があると感じています。


自分は起業家として、また起業家支援に従事するものとして
なにか成果のようなものを感じていましたので
自分なりに「こういうものだ」というような
漠然とした理屈をもっているつもりでいましたが
この1カ月間そのどれもがことごとく浅いものであり
自分は何も知らないということを痛感しておりました。

確かに起業家として、8年間頑張ってきましたし
NPOとしても4年間頑張ってきて
少しは周囲の方々にも、認めていただけるところは
あるのではないかと感じていました。

しかし本質的に若い方、あるいは学生の皆さまが
就職される際の、アドバイス的なことはできたとしても
「これが働く」ということまでは、自分もまだわかっていない
のだと感じ始めています。

企業の使命は、確かに収益をあげて
事業を継続することです。
しかしそれはあくまでも「できて当然の通過点」または
「企業が存在する前提」でしかなかったのです。
企業の使命は、人材育成ということを考えれば
収益をあげるなど前提中の前提でしかないのだと
この一カ月間痛感しました。

人材育成には多大なコストと時間がかかります。
ある意味では収益を上げることの逆の部分があるかもしれない。
それでも人材育成できない企業など、存在する意味があるのだろうか
いわんや、新卒者の就職先を創れないなど
その地域や国の存在そのものを揺るがす可能性があって
当然ではなかろうか。

それに対して「時代が・・・」とか「世界経済が・・・」などと言う
経営者が経営者たるゆえんなどあり得ないのではないか・・・。






自分は今、また新たな目標を感じて
日々の仕事に取り組んでいます。

明日もがんばりますね。


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