新車登録から3年目、5年目のディーラーでの車検時にCVTフルード交換はしていたそうなんですが、前回の7年目ではしてないこともあり、ディーラーや量販店などでやってる交換効率の悪い循環交換じゃなく、圧送交換でガッツリと交換してくれるところを探して当店に辿り着いたそうです(^^)
スバル フォレスター SJ5 2014年式 99000キロ

ステッカーで確認すると最後に交換したのは62400キロ。
新車から定期的に交換されてただけあって、クリープもしっかりありますが若干レスポンスが悪いような気がしますね。


リフトアップして下廻りを確認。

ミッションオイルパン。

ドレンボルトを外して排出します。


ミッションオイルパン。

ドレンボルトを外して排出します。

約4.6L抜けました(^^)
ちなみにですが、この車の全容量は約12Lとかなり多めです。


オイルパンを取り外し。
液状ガスケットで接着されてる場合はまぁまぁ時間が掛かります(^^;)
特にスバル車は剥がれにくいような気がしますね~(>_<)


取り外したオイルパン。
ガスケットを綺麗に除去すれば再使用は可能なんですが、綺麗にする手間賃と変形のリスクを考えたら部品代に依りますが、交換をオススメしてます。


磁石には程々?に鉄粉が吸着してました~

ストレーナーは交換するので取り外します。

全体的に汚れてグレーになってますが

新品と比較するとこんな感じ。

新品と比較するとこんな感じ。
こうやって見るとグレーっていうより黒に近いです(^^;)


裏側。丸い跡は磁石が近くにあったことで鉄粉が磁石に持ってかれた影響ですね~


フィルター部分には大きな鉄粉は無く綺麗なほうだと思います♪


ミッション側は鉄粉汚れを綺麗にして、オイルパン取り付け面に残ってたガスケットも除去!

新品のストレーナーを取り付けて


新品のストレーナーを取り付けて


新品のオイルパンに磁石をセットしたら


液状ガスケットを塗布して


ミッションに取り付けます。

ストレーナー交換で1.2Lほど追加で排出されてきました~

ストレーナー交換で1.2Lほど追加で排出されてきました~
オイルパンの直接的な清掃が終わったので圧送交換の準備へ(*・ω・)ノ


圧送交換では車両のフルードウォーマーを利用するんですが、このミッションのフルードウォーマーは右側面にあります。


トルコン太郎のホースを割り込ませて

フルードをトルコン太郎にセット。

フルードをトルコン太郎にセット。
今回はミッション洗浄用にアイシンCFWを使います(^^)
※当店ではアイシン製のフルードは基本的に在庫をしていません。
洗浄でもワコーズをオススメしています。
それでも別途希望される場合はフルード分の前金&1ペールのお買い上げをお願いしています。
これはワコーズのセーフティSを使った場合とフルードの性能差が大きく、価格差が少ないことと、多種の在庫を抱えたくないからで(^^;) 前金を頂くのは過去に作業自体をキャンセルされる方が居たためです(>_<) そうなると、いつ使うかわからないフルードを在庫する事になるので、、、<(_ _)>

フルードによって色が違ってたりするんですが、アイシンCFWは透明な色をしてます。

まずは初期充填をして、しばらくクリーニングモードでミッション内を洗浄。


まずは初期充填をして、しばらくクリーニングモードでミッション内を洗浄。

左(新油モニター) 新油アイシンCFW
中(瓶) 最初にドレンアウトしたフルード
右(クリーナーモニター) 現在ミッション内を循環しているフルード

1番右に廃油モニターもあります。


1番右に廃油モニターもあります。

それでは圧送交換スタート♪







1回目の圧送交換終了。








1回目の圧送交換終了。

若干、フィルターが透けて見えるぐらいになってます(^^)


クリーニングモードが終わったので2回目の圧送交換へ(*・ω・)ノ








2回目の圧送交換終了。









2回目の圧送交換終了。

十分綺麗になったので


フルードをワコーズセーフティSに変更して3回目の圧送交換へ♪








3回目の圧送交換が終わり、自動的にクリーニングモードへ移行します。









3回目の圧送交換が終わり、自動的にクリーニングモードへ移行します。

先ほどまでのアイシンCFWと違ってセーフティSは透明度のある赤色です(^^)

真っ黒だったフルードが透明度のある赤色になってます♪

油量調整はフルードが規定温度になったところで

フィラープラグからオーバーフローさせて完了です!

交換前後の比較。

真っ黒だったフルードが透明度のある赤色になってます♪

油量調整はフルードが規定温度になったところで

フィラープラグからオーバーフローさせて完了です!

交換前後の比較。
定期的な交換をしていてもこれだけ真っ黒でした(>_<) 意味が無いわけではないですが、循環交換は交換効率が悪いので、交換とは言うもののほぼ希釈なんですよね(^^;)


デフオイルの交換も同時に依頼されたので、まずはリアデフから。

フィラープラグを緩めてからドレンプラグを外して排出。


フィラープラグを緩めてからドレンプラグを外して排出。

定期的な交換をされていたみたいで、ドレンプラグには少量の鉄粉でした(^^)

シールテープを巻いておきます。

充填完了~


シールテープを巻いておきます。

充填完了~

続いてはフロントデフ。


ドレンプラグとオーバーフロープラグを外します。


オイルは汚れてましたが鉄粉はほとんど付着してなかったです(*´∀`*)ノ

充填はサイドからになります。

デフオイルは前後ともワコーズMG-90をチョイス(≧∇≦)b
依頼されていた作業が全て終わったところで~再び試乗です!

充填はサイドからになります。

デフオイルは前後ともワコーズMG-90をチョイス(≧∇≦)b
依頼されていた作業が全て終わったところで~再び試乗です!
気になっていたレスポンスが交換前より良くなって、ゼロスタート時にトルクアップしたような力強さを感じました♪
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。