スズキ ワゴンR MH23S 2009年式 55100キロ

ちょっと前にベルト鳴きをしていたのでファンベルトとエアコンベルトを替えたそうですが、再発したそうです。
ベルト鳴きが起きる主な原因は『ベルト』『プーリー』『ベアリング』で、ベルトは替えたばかりのようなのでプーリーとベアリングを点検していきます。

ベルトを外す前にベルトの張り具合を確認すると…緩いです。今回の音が出てた直接の原因はこれになると思いますが、そうなった原因を探るためにベルトを外します。

ベルトを外す前にベルトの張り具合を確認すると…緩いです。今回の音が出てた直接の原因はこれになると思いますが、そうなった原因を探るためにベルトを外します。
各プーリーを点検しましたがベアリングは問題なく、このエンジンによくあるプーリーの錆が根本的な原因でした。表面が軽く錆びるぐらいなら問題ないのでしょうが、ガッツリ錆びることによってベルトの異常消耗になりベルトの張りが無くなることでベルト鳴きの発生です。
なので今回の様にベルトを交換してもすぐにベルト鳴きが発生するので、根本の原因であるオルタネータープーリー、クランクプーリー、ウォーターポンププーリーを交換していきます。
但しウォーターポンプはプーリー単独の部品供給はなく、ウォーターポンプASSYとなりますので、まずは冷却水を抜いていきます。


クランクプーリー。
このままでは工具が入らなかったので、エンジンマウントを一部外してエンジンを少し下げて取り外しました。

新品。

プーリー周辺にベルトの削りカスが付着してます。

新旧比較。

次はオルタネータープーリー。

新品。

プーリー周辺にベルトの削りカスが付着してます。

新旧比較。

次はオルタネータープーリー。
隙間があれば取り付けたまま交換できるかな?と思ってたんですが、無理だったので車から下ろします。
ただ…簡単には下りず、エンジンを更に下げて前方にもずらしてメンバーも下げてやっと下りました。



新旧比較。

元に戻していきます。

最後にウォーターポンプ。

取り外し。



取り付け。

冷却水を入れてエア抜き。

交換した部品。




新旧比較。

元に戻していきます。

最後にウォーターポンプ。

取り外し。



取り付け。

冷却水を入れてエア抜き。

交換した部品。

作業終了後に冷却水漏れ、ベルト鳴きが無いことを確認して整備完了となりました。
スズキ車は他メーカーに比べてベルト鳴きが多い?早い?んですが、鳴くからには原因があるわけで単純にベルトを交換しただけでは直らないこともあります。診断を疎かにすると今回の様に再整備となってしまうこともありますので、明日は我が身と為らぬように気を引き締めていきたいと思います!
スズキ車は他メーカーに比べてベルト鳴きが多い?早い?んですが、鳴くからには原因があるわけで単純にベルトを交換しただけでは直らないこともあります。診断を疎かにすると今回の様に再整備となってしまうこともありますので、明日は我が身と為らぬように気を引き締めていきたいと思います!
皆様からの整備のご依頼お待ちしてます。