それにしても、まさかの二部構成(^^;)
まぁそれだけオーナーが愛車のメンテナンスを惜しまなかったってことなんですが、先人達(過去にこの車を点検してきた人達)がしっかりとメンテナンスを提案していれば、今回のようにまとまってする事はなかったのかな~と。
前にも似たようなことを書いたことありますが、近年は車検や整備は安いことが正義っていう風潮が一部にあります(>_<)
高い請求をすると怒られる、安いとお客様が喜んでくれる、、、結果としてはその言葉の意味通りなのかもしれませんが、それはちゃんと整備をした上での話であって、ろくに点検や整備もせずに金額が高いのや安いのは誰も望んでないと思います。
かといってどんな車でもガッチガチに整備をしなきゃいけないわけではなくて、既に乗り替えを考えててそれまでの繋ぎである場合などは、その期間に合わせた適度な整備で良いと思ってます。
そんなわけでお客様とは対話が大事。
なぜこの整備が必要なのか?を伝えつつ、どのように車を使うのか?を汲み取って、どう整備したのかを伝える。
初対面ではなかなか難しいところですが、やっぱ信頼関係を大切にしなきゃな~と思う今日この頃です<(_ _)>


ミッションオイルパンを確認。
ドレンプラグを外してフルードを排出。




綺麗にするとこんな感じ♪

オイルパンの底に溜まっていた汚れを除去してからマグネットを定位置に(*・ω・)ノ



CVTフルードを交換した場合はスキャンツールでフルード劣化度を消去するんですが、、、146?交換したことないのに低すぎですね(^^;)
ニッサン セレナ HC26 2014年式 153800キロ

それでは前回の続きのCVTフルード圧送交換です(*・ω・)ノ

ミッションオイルパンを確認。

ドレンプラグを外してフルードを排出。

容量7.4Lに対して約3.3Lを排出。
ドレンアウトでは半分も排出されないということです(^^;)

圧送交換の前にオイルパンを取り外して内部の直接的な洗浄です。

圧送交換の前にオイルパンを取り外して内部の直接的な洗浄です。
オイルパンを外さずに圧送交換をすることも可能なんですが、根本的な汚れを残したまま圧送交換をしても効率が悪いですからねぇ(๑・౩・๑)

バルブボディは鉄粉で汚れてますね(>_<)

ストレーナーも取り外し。


ストレーナーの新旧比較。

ストレーナーも取り外し。


ストレーナーの新旧比較。
黒ずんでるのは鉄粉による汚れ(^^;)


フィルター部分には目視できる異物が見えますねー(゜Д゜;)


作業に戻りバルブボディを綺麗にしてストレーナーを取り付けます。





通常はここでオイルパンの取り付けですが、このミッションにはストレーナーとは別にフィルターが装着されているので
交換します(^^)

ケースを外すとフィルターがお出まし~

刺さってるだけなので抜き取ります!

交換します(^^)

ケースを外すとフィルターがお出まし~

刺さってるだけなので抜き取ります!

当然右が取り外したフィルター。
真っ黒です(>_<)


新品のガスケットを使って取り付け。

で、オイルパン。

マグネットには結構な量の鉄粉が吸着されてます。


で、オイルパン。

マグネットには結構な量の鉄粉が吸着されてます。

手に持つとこんな感じ。

綺麗にするとこんな感じ♪

オイルパンの底に溜まっていた汚れを除去してからマグネットを定位置に(*・ω・)ノ

オイルパンを取り付けです。

オイルパンの脱着とストレーナーの交換で約0.7Lが追加で排出。

オイルパンの脱着とストレーナーの交換で約0.7Lが追加で排出。
これでやっと半分が排出されたことになります(^^;)


次はいよいよ圧送交換♪
オイルクーラーラインにホースを接続します。

使用するフルードはお客様と相談してワコーズCVTFセーフティSに決定(*´∀`*)ノ


使用するフルードはお客様と相談してワコーズCVTFセーフティSに決定(*´∀`*)ノ

ドレンアウトした4Lプラスαを初期充填してエンジンスタート!


左 これから充填される新油
中 ドレンアウトしたフルード
右 ミッション内を循環しているフルード
半分程度が入れ替わってるわけですが、既に赤みが出てるのは交換歴が無い15万キロ走行ってのを考えると、かなり綺麗なほうだと思います(^^)


それでは圧送交換スタート♪























1回目の圧送交換とクリーニングモード終了です(*・ω・)ノ
クリーニングモードの開始直後と比べてフルードの色が変わってるのは、ミッション内部の汚れをフルードが回収してきたからです(゜Д゜;)

そんなわけで2回目スタート♪









2回目終了♪

そんなわけで2回目スタート♪









2回目終了♪
十分綺麗になったのでここで終了です(^^)


レベル調整はフルード温度を規定範囲に入ったことを確認して

オーバーフローさせます(*・ω・)ノ


オーバーフローさせます(*・ω・)ノ

滴状になったらボルトを締めて完了(^^)

左 最初にドレンアウトしたフルード

左 最初にドレンアウトしたフルード
右 最後にオーバーフローしたフルード
真っ黒だったフルードがほぼ新油と同じ色になりました(≧∇≦)b

CVTフルードを交換した場合はスキャンツールでフルード劣化度を消去するんですが、、、146?交換したことないのに低すぎですね(^^;)
ん~詳細はわかりませんが、何処かのタイミングでデータの消去だけされてたのかも、、、

わかんないですが、今回は間違いなく交換したのでリセットしておきます。

わかんないですが、今回は間違いなく交換したのでリセットしておきます。

最後にオイルポンプのエア抜きを

実行(*・ω・)ノ

で、完了(*´∀`*)ノ

実行(*・ω・)ノ

で、完了(*´∀`*)ノ
作業が全て終わったところで乗り味が変わったか試乗をして確認します。
結果は、、、変わってます(^^)
交換前と比べると、加速が軽くなって車が速くなった様に感じます。気になってたアクセルを踏み直ししたときのタイムラグはかなり改善されてて、気持ち良く加速していきますね~
後日、お客様から届いた感想は
『よく走るようになった。上り坂でもグイグイ加速するようになった』とのことで、満足して頂けたみたいで良かったです♪
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。