30キロしか出ないと国道もそうですが、県道や市道でも交通の流れに乗ることが出来ず他人に迷惑を掛けてしまうので、駐車出来る場所を見つけて暫く停まっていたところ警告灯が消えて普通に走るようになったみたいなんですが、翌日に再び点灯してまた30キロしか出なくなったそうです(゜Д゜;)
当店には警告灯が消えたタイミングで入庫となりました。
トヨタ ランドクルーザープラド KDJ120W 2007年式 253800キロ

入庫の時点では警告灯は消灯しているのでロードテストをしてみても普通に走ります(^^;)
で、暫く様子を見ていると点灯したので、ロードテストに出掛けようとすると、明らかに加速が重くスピードが出ないのでロードテストに行くまでもないな~と(>_<)

スキャンツールを接続してみると
P1252 ターボステップモーター断線検出

一旦消去してエンジンを掛けたままにしたりロードテストに出るも再発せず(^^;)
そして翌日も同じく再発せず、、、
どうしようかな~と翌々日にエンジンを掛けると

エンジン警告灯が点灯!

エンジン警告灯が点灯!

DTCは先日同様にP1252です。
そして加速しません(^^;)
直接、タービンを確認すると電動アクチュエーターが閉じてないですね~(ノД`)
配線を点検してアクチュエーター不良が確定。
で、部品を調べると~
単品供給無しでターボASSYです((((;゜Д゜))))
お客様と相談して新品ではなくリビルトでの交換となりましたm(_ _)m
というわけで部品を外していきます(*・ω・)ノ


タービンは画像中央のエキゾーストマニホールドカバーの下側にあるので全く見えません(^^;)


インタークーラーやホース類を外したところで

次は下周りの作業になります。

冷却水抜き取り~

フロントパイプ取り外し~

ATのレベルゲージガイドを外さなきゃいけないんですが、、、オイルパンとの接合部が錆のせいで抜けません(゜Д゜;)
去年、ATF圧送交換をしたときに外れなかったことを思い出しました、、、(>_<)
どうしようもないので~

ATオイルパンを外します(^^;)

なのでATFを排出。

サンプルを採取して新油と比較。
真っ黒ってわけではないですが、新油と比べると汚れてますね~


レベルゲージガイドを付けたまま外したので、こんな感じになります(^^;)

オイルパンに装着されている磁石は去年の圧送交換で一度綺麗にしてるわけですが、ほどほど?に鉄粉が吸着してました(>_<)

拭き取ってみるとかなり汚れてたのがよくわかります。

バルブボディ、ストレーナーは出来るだけ綺麗にして

新品のオイルパン(材質変更されてます)を

装着(*・ω・)ノ

ちなみに~約5L排出されてきました(^^)
で、タービンの取り外しに戻ります!

レベルゲージガイドが無くなったので遮熱板が外せました(*´∀`*)ノ

レベルゲージガイドが無くなったので遮熱板が外せました(*´∀`*)ノ
エキゾーストマニホールドが見えたところで

丸ごと取り外します( ̄∇ ̄)

文字で書くと簡単ですが、かなりの重量物なので腰がやられました(ノД`)

左がリビルトタービン。
先ほど外した物と比べるとかなり小さいっすね~(^^)
エキゾーストマニホールドやアウトレットパイプなど色々と移植になります。

というわけで取り外しました♪

今回の原因である電動アクチュエーター。

この画像でいうとロッドが左に引っ張られたままになってます。

リビルト品のほうは

しっかりと戻りきってます(*・ω・)ノ

外した部品を取り付けて

腰を痛めながらエンジンとドッキング(。・∀・。)ノ



元通りに組み付けたところで

ワコーズATFプレミアムSを充填!

続けて冷却水の充填!





LLCバキュームチャージャーを使うことで充填後のエア抜きが必要無くなるので、作業時間の短縮が出来るうえに確実なエア抜きがすぐに完了しちゃいます(^^)
そしてロードテストへ出発(*・ω・)ノ
問題が無いことを確認して

AT油温が規定値になったところでレベルゲージにて油量を調整して完了です♪
翌日にもう一度ロードテストをして、警告灯が点かないことを確認(^^)
修理完了となりました(≧∇≦)b
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。