お客様も認識しておられましたが、ニュービートルは室内ユニットのフラップに貼られているスポンジが経年劣化で剥がれてきて、冷暖房が効かなくなることが良くあります(ノД`)
あとはヒーターコアの詰まりですね(>_<)
フォルクスワーゲン ニュービートルカブリオレ 1YAZJ 2005年式 107500キロ

お預かりした時点では温風は出ません。
お客様のご自宅から走行してきてるので、水温は十分に上がっているとは思うんですが、最近の車には水温計が無いのでわからないんですよね~
で、スキャンツールを繋いでデータモニターしてみようとそのままエンジン掛けたままにしておくと、、、いつの間にか何となく暖かい風が出てきてました(^^;)

この時の水温は86℃。
アイドリングで暖かい風が出たということで、水温を確認しながらロードテストに出掛けると、、、60℃台まで水温が下がってきました(^^;)
走行中のオーバークールなのでサーモスタット不良は確定ですが、フラップに関しては、、、影響はゼロではありませんが、その前にオーバークールを直すほうが先決ですね。

まずはついでに頼まれていたエアポンプブッシュの交換からです。

全部千切れてるのか固定されてません(^^;)

見事に千切れてました (。・ω・。)
右は新品のブッシュ。

続いてはサーモスタットなんですが、オルタネーターの奥のほうにあるので工具が入りません(^^;)

なんとか取り外し~

サーモスタットと樹脂製のサーモケースを交換します。

抜けた分の冷却水を補充です。
色が似てますが国産車用と輸入車用では主成分が違います。
国産車用のほうが安価なんで国産車用を使いたくなる方も居られると思いますが、国産車用は一般的にエチレングリコールが主成分で環境に悪く、そのままの廃棄は出来ません(>_<)
一方の輸入車用はプロピレングリコールが主成分でエチレングリコールに比べて、環境性能が良く熱吸収と放出性にも優れています(^^)
なので、輸入車には輸入車用を使用しましょう(*・ω・)ノ
で、交換後は走行中の水温低下は無くなりました(≧∇≦)b
が、水温の割りにヒーターの風が暖かくないです(ノД`)
サーモスタットの交換前と比べて改善はされてますが、やはりフラップもダメっぽいですね~
予算の関係もあり、とりあえず今回はここまででお返しとなりました(^^;)
お金は湧き水のように有るわけではないですからね(*・ω・)ノ
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。