1/15、昨年の11月から稽古場アンダースタディーとして参加させて貰ったミュージカルのゲネプロと本番を拝見させて頂いた。
自分自身、ミュージカルは2、3本しか観た事が無く、勿論現場に入る事など初めての経験。
今回のお話を頂いた当初は、「どんな恐ろしい現場なのだろう…」と、ひたすらびびっていたが…
いざ、蓋を開けてみると…。
素敵な俳優陣を目の当たりにし、豪壮で美しい音楽に塗れる日々は予想以上に面白く、無責任な物言いかもしれないが、只ひたすらに楽しかった。
体調を崩す事も無く、毎日稽古場に通えたのも、そのお陰だ。
演出家から役者に要求される、"ゆったりと大きく""表現をよりクリアに客席に伝える"という指示も、今自分が求めているものと図らずも一致した。
やはり、例えどんなシチュエーションでも役者自身が楽しむ事を忘れてはいけないし、意識は基本的にポジティブであるべきだ。舞台の上で内向的になってはいけない。
早い時期にこういう現場を経験出来て良かった。
自分の信じる道に対する自信も深まったし、歌う事は歓びであるという事も知る事が出来た。
しかし、二ヵ月近く内側で携わっていた芝居を客席から見つめるというのは不思議な気分だ。
開演前の静寂と緊張の瞬間は、やはり袖中で迎えたい。
開幕から閉幕まで、一瞬も洩らさず脳裏に刻もうと思うけど、目の前を流れ去ってゆく全てのシーンに名残が尽きない。
初日というのはやはり特別だ。
そして、今回何より有り難かったのはキャストやスタッフの方々との出会い。
終演後は数多の握手や抱擁を交わさせて頂いたが、いつかまた…今度は同じ土俵の上で見える日が来ればと思う。
終演後の初日乾杯でなんとか皆に挨拶を…と粘っていたら、終電を逃して9駅分(約8km)を一時間半かけて歩く羽目に…(∋_∈)
適当なところでタクシーを拾うつもりが、今回の事を思い返したり、歌のフレーズを口ずさんだりしているうちに帰り着いておりました…。
この度の本当に得難い機会を与えてくれたのいさんに改めて感謝を*
のいさんがミュージカルに入れ込む理由がちょっと分かった気がするよ…('+')