fox tail

しっぽ。

あったま痛ぇ~(_ _;)

2006-07-27 00:08:28 | Weblog
体温は依然39度ラインをキープ!関節が軋むぜ!
もう、熱があるのかどうかもよく分からん(`´)

それでも稽古場行ったよ!

キャストも発表されたし*
かなり責任の重~い役です…。

季節を先取り。

2006-07-14 01:53:52 | Weblog
今回は…
「漢の為の二輪車大紀行外伝~ぼくらのフライング気味な夏休み編~」
と題しまして、K先輩と冒険に出発(I先輩はスケジュールが合わず、残念ながら欠員)です。

集合場所に着くと、遠くの方から、サングラスと戦闘服に身を固め、大きく手を振りながら自転車を押して来る人影…。

K先輩です。

遠目にも、その笑顔が見て取れます。

そして、共に愛機に跨がり、本日の征服目標である深大寺へ出発。
夏らしい炎天下の中、出発直後から既に汗みどろです。

先行するK先輩の新型機に続き、野川を逆上る事十数分…
敢え無く到着。

そのまま、山中にある蕎麦屋を目指して登坂。
どんなにキツい上り坂にも、ペダルから足を離す事は決してありません。
だって男の子だもん。
地に足を着ける事、是即ち敗北。
そこは、譲れぬ男の子のプライドというものがあります。

大量の汗と引き換えに、男の子としての尊厳を守り通した末に、森林に囲まれた蕎麦屋で十割せいろを頂く…
至高の一時です。

深大寺周辺は観光地の様で、本当にちょっとした旅行に来た様な気分。
平日でもなかなかの人出だし、若いカップルもチラホラ…渋いチョイスだ…。

続いて、神代寺水生植物園なる広大な沼地へ…。
自転車を降りて、まず目に飛び込んで来たのは、一匹の猫の姿。
その優美な姿を、是非写真に収めようと忍び寄るトップブリーダーK先輩…
が、敢え無く逃走。

アメンボ、シオカラトンボにオニヤンマやらウシガエルやら…
またも身近に東京らしからぬ風景を発見。
昔はお城があったところみたい。

一通り周ってから、今度は下り坂にまかせて快調に下山。

さらに足を伸ばして調布飛行場へ。
男の子の嗜好の三大要素は、
デカい、強い、カッコいい。
そして、大空への飛翔は全人類共通の夢です。
飛行機が飛び立つ瞬間を目撃しようと、しばらく見守っていましたが、その気配無し。
諦めて飛行場を離れてしばらく行ったところで、彼方の空よりレシプロ機のエンジン音…
苦虫やら臍やらを噛む思いで、遥か上空へと飛び去ってゆく飛行機を見送ります。

そしてこの日は、野川を下り甲州街道にぶつかったところでお開き。
夏に先駆ける晴れやかな日でした。

でも帰りの道すがら、ゴミ袋に包まれ、ゴミ置き場に打ちやられた熊のプ〇さんと、胸にデカデカと「小麦」と書かれたTシャツを着た白人さんを目撃して若干ブルー…

強くあらねばならぬ。

2006-07-11 18:15:37 | Weblog
誰かの命が尽きる時、その人を知る幾人もの人達に、魂が受け継がれてゆく。

だから、近しい人を亡くす度、少しずつ背負うものが増えていく。

そうやって重たくなってゆく背中に負けない様に
真っ直ぐに立って、託された想いと共に生きていける様に

僕達は強くなっていかなければいけない。

上京、再び。

2006-07-05 10:58:29 | Weblog
空も陸も汚ぇっつーの(`´)!
何なんだ…この都市は…。

しょうがねぇなぁ…('+')

ところで、この前変な夢を見た。
何故か、劇団四季の『ライオンキング』の舞台裏にいて、主役の人に代わってシンバをやらなければいけない状況に陥っている(勿論、台詞も歌も踊りも何一つとして分かってはいない)…。

異常に理不尽なプレッシャーの中、
「四季の人がやればいいじゃん…」
と思いつつも、メイクを施してもらうと、ライオンではなく、京劇風に仕上がっている…

どんな夢見だ…(=_=)!?

夜ともなれば

2006-07-04 22:46:23 | Weblog
蛙共の大音声と田んぼに流れ込む川水の音。
軽く窓を開けておけば、今はまだ寒いくらい。
夏の夜を過ごすには極上の環境だ。

そして、時折吹き込んでくる清涼な風。

これだ。
この風が愛しいのだ。

小さい頃、父親の運転する車の助手席に座り、窓を全開にして、一瞬で流れ去ってゆく目の前の景色と、どこまでも着いて来る遠くの山を眺めながら、顔一杯に風を受けるのが好きだった。
長い坂道を自転車で下る時の、体全体で風を切り裂く感覚はなんともいえない。

ここの…
この土地の風が欲しかったんだ。

一陣の風が運んで来る、土と草と水の匂いと…稲の葉と葉が擦れあう音に包まれる。

ここに吹く様な、止む事の無い風を、この身に受けていたいのです。


輪廻

2006-07-04 02:04:09 | Weblog
空から降った雨が、寄り集まって川になって、流れ下って海に混じり、また空へと昇って再び大地に降り注ぐ。
この世界に存在する生命や魂も、そんな大きな循環の中にある様に思う。
ならば人間の一生は、その糸車の中の、どの辺りに位置するのか?
きっと、川面に浮かんだ泡みたいなものだろう。
水底で生まれた小さな泡が、川面に浮かんで弾けるまでの…
短い…とても短いその刹那は、しかし余りにも美しく尊い。


告別式の最中に、土砂降りの雨が降った。
涙雨というやつだろうか。
山の峰を伝い、浅間の煙と共に空へと昇っていったばあちゃんの魂のかわりに、新しい命を大地にもたらしているんだと思った。


出来れば、舞台に立つ姿を見て貰いたかった。
あなたのひねた孫は、ちょっとばかり道から外れたところを歩いています。
暗い夜にも足下を見失わない様に…どうか見守って下さい。

みんな同じ

2006-07-04 01:21:40 | Weblog
山も川も森も、全ては自分の一部である様に思う。
例え、どんな土地に住んでいようとも、生まれ育った土地を切り離す事は出来ない。

ここから見える景色も自分という人間を形成している要素…
いや…人間の方が景色の一部なのだ。
この土地の風景から滲み出る様にして生まれた一滴の雫の様な存在で、命が尽きればまた、生まれた風景の中に帰って行く…

祖母の人生もまた、この土地と共にあった様に思う。

農家という職業は、大地から生活の糧を得ている。
だから余計に土地との関わりが深い。
年中、地面を相手にしているから腰も曲がってしまう。
田舎には、そんなお婆ちゃんがいっぱいいる。
うちのばあちゃんも、そんな中の一人。
でも、俺が物心ついた頃には、もうあまり畑に出る事は無くなっていた。
だから、学校から帰ってまず目にするのは、台所で立ち働いているばあちゃんの姿。
そうでないときは、詩吟をやったり、三味線を弾いたり…
何年も何十年も、そうやって暮らしてきたのだと思う。

毎日…毎年…、同じ様に繰り返される平穏で慎ましやかな暮らし…
言ってしまえば、何でも無い事の様に聞こえるかもしれないが、実は途方もなく難しくて美しくて偉大な事だ。
平穏に生きようと思ったら、それに見合うだけ、或いはそれ以上に、苦労を背負いこまなくてはならない。
ましてや、祖母は戦争の時代の直中に、青春と呼ばれる時期を過ごして来た筈だ…

……そう思うと、無性にばあちゃんの小さい頃の事が知りたくなった。

どんな日に生まれたの?
好きだった遊びは?
小さい頃の夢は?
初恋の相手は?
じいちゃんとの出会いは?

85年の生涯で、ばあちゃんが成し遂げた事、残したものはとてつもなく大きい。
4人の子供を育て上げ、10人の孫をもって…
そして、弔問に訪れた人の多さに愕然とした。
ばあちゃんの人生が、こんなにも沢山の人に及んでいたのかと…

とてもじゃないが、自分なんかは一生かかっても手が届かない様な気がした…
一人の人間の魂が、何十人…何百人という人間に受け継がれてゆく…
敵わないなぁ…。

文月孟秋。

2006-07-02 19:33:30 | Weblog
高校を卒業し東京へ出てからというもの、実家に帰る機会といえば、年に一回、暮れと正月の間くらいのもの。
おかげでここ数年、田舎の冬の姿しか目にしていなかった。

半人前のうちにそうそう田舎に帰ってばかりでは気が引けるし、久しく目にしていない、緑が深い時期の景色も見たいし…
と思い、今年は暮れの帰省は見送って、来年のお盆辺りに帰ろうと思っていたが……


29日の正午過ぎに、バイト先で実家からの着信を受け、5月の半ばから入院していた祖母の容体が思わしくないらしい事を知った。
今のところは安定しているが、いつでも帰って来れる様に支度しておけという事だった。

その夜、なんとなく眠らずにいて、そのまま迎えた明け方…
不意に携帯が鳴った。

覚悟を定めて受けとる。

ひとまずは落ち着いていたのだが、未明に急変し、そのまま息を引き取ったと…
伝える父の声は、少し弱く、いつもより少し優しい様に感じられた。

その日は、まだ早い時間であったので、一眠りした後、一通り部屋を片付けてから東京を発った。

そして今朝、御近所の人達に見送られる中出棺し、火葬から告別式と葬儀一通りが終了した。

有り難うばあちゃん。
おやすみ。