広島・栗原健太内野手(29)が来季こそ阪神・新井貴浩内野手(34)に勝ち、
打点王を誓った。
今季は打点王目前だったが、終盤に逆転を許し、リーグ2位の87打点に終わった。
入団以来、追い求めた男の壁を越え、キングの座を奪取する。
わずかな差で栗原は今季、最大目標にしていた打点王の座を逃した。
逆転を許したのが阪神の新井。
入団以来、追い続けた男の壁は高く、まだ越えられなかった。
「新井さんと同じタイプで入団以来、ずっと比較されてきましたから。
意識しないわけがないですよね。ずっと背中を見てきましたから」
新井がFAで阪神に移籍した08年以降、栗原が後を継ぎ、
鯉の不動の4番を務めてきた。
今季は倒せるチャンスはあっただけに悔しさは募る。
前半戦こそ低調だったが後半戦は絶好調で8、9月に月間MVP。
しのぎを削っていったヤクルト・畠山をも10月上旬には上回りトップに立った。
だが突然、割って入ってきたのが新井。
10月13日にトップを奪われると、再奪還はできず。
6打点及ばず、87打点の2位に終わった。
来季は新井に勝って打点王が最大目標になる。
「意識はする相手。必ず(打点王争いに)絡んでくる相手ですから。何とか超えたい。
超えないといけない」
そのためにもスロースターターを返上。
始動を早めることで、開幕ダッシュを狙う。
例年年明けに行う米・アリゾナ自主トレを年内に終え、年明け9日からは
キャンプ地の南国・沖縄に先乗りする。
「集中して、余計なことは考えず」と徹底して打ち込む考え。