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人権・同和問題企業指導者研修会

2009年11月12日 | ベンツパパのお仕事
ども!こんばんは!

本日は、外で研修を受けてきました。
福岡市人権・同和問題企業研修推進会議が主催の人権・同和問題企業指導者研修会です。
タイトルからして、つまらなそうでしょ。
正直な話、全く期待もなく堂々とお昼寝に行こうかぐらいの気持ちです。

だいたい人権同和問題研修というと、
憲法に基本的人権の尊重と書いてあって、
世界人権宣言があって、
天は人の上に人を作らずで、
という論点から入って、
どんな結論でも問題になる可能性があるから、
最後は霧の中でウヤムヤみたいな研修ばかり受けてきました。

今日もそんな研修だと思ってたんです・・・
違いました!

本日の研修は、初めて心を打つ人権・同和研修でした。
講師は厚地正博さんという方で、
普通の会社で37年間人事と経理をやられていた方です。
現在72歳。2歳のときに脊髄性小児麻痺(ポリオ)に罹り、
右足運動麻痺で70年間松葉杖をついてこられました。
そんな厚地さん、本日の研修1時間30分でしたがずっと立ちっぱなし。
松葉杖をついて立ちっぱなしです。
その前にハローワークの人が30分話しましたけど、最初から座ってましたもんね。
聞いてほしいとか、何か感銘を受けてほしいとか、
持ち帰ってほしいとかいう気持ちの表れだと思います。
昔、僕の師匠から教わった、
「礼をもって導き、礼をもって応える」という言葉を思い出しました。
私も背筋を伸ばして1時間30分聞きました。

人権を守るということは、
「自分がされたらイヤだと思うことを他人にしないこと」
非常に分かりやすい言葉で表現していました。
人権教育というのは、
「キラキラとした土台に乗った人間を目指すこと」
ということです。
もう感動です。

難しい言葉をひとつも使わない。
頭の中で考えたことを伝えようとしているのではなく、
自らの実践の中から得たものを伝えようとしていらっしゃいます。

もうひとつ、感動したことを。
「人間は誤ちを犯します。
教育を受けていないことや、知らないことから起こす誤ちです。
例えばボケ老人。これは今の時代に使ってはいけない言葉です。
認知症と言わなければなりません。
ところが、認知症という言葉を知らなければ使ってしまうのです。
しかし、人間の素晴らしさはここからです。
知らないで犯した誤ちは、
素直に謝らなければならないということを知ってるんです。」

啓発という言葉を改めて思い返しました。
啓発とは自らの意志で、学習の環境を作ることです。
その気持ちをすっ飛ばして今日の研修に参加した自分がちょっと恥ずかしかった。

久々に研修の講師をやりたくなりました
講師をやって、同じことを伝えたくなりました。

まだまだ、勉強が足りません。
でも、ここからが素晴らしいのが人間です。
まだまだ勉強すれば良いのです(^^♪

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