ここのところ毎週いっしょに本読みをしているアメリカ人がいます。
もちろん彼の日本古典の勉強ですから日本語ですが。
めずらしく江戸文学に関心があるとのことです。
毎週、きっちりと英訳して足りないところを端的に質問して帰って行きます。
英語の名前が略して「つるまい」になるので
「鶴舞」さんと呼びましょうとメールなどでは鶴舞さんにしてます。
そんな彼からお年賀をいただきました。
よく探してきましたねぇ。
その心意気だけでも感心しました。
「おつ」っていう言葉はこんな時に使うんでしょうね。
お茶のお稽古のときH先生のご指定の六本木のおつな寿司の「おつな」は
じつは「お綱」だったという「おち」がつきます。
(NHK総合テレビジョン中継10:30~11:45)
披講の節は甲と乙の二種です。
(甲を五度ほど高く歌う上甲もあります)
おつなものですなあ… (笑
おつな寿司片手でつまみ鬼退治 渡辺綱
舞鶴や岸壁に響く母の声 雲州
ととのいましたね。
おつな寿司と渡辺の綱ときましたか。
まもなく小正月ですからね。
おとり合わせもお見事です。
鶴の舞ひ尾張ゆかしき大茶会 雲州
みとりかめともさきいはひける 仙
舞鶴や岸壁に響く母の声 雲州
かりがねさへもなかぬシベリア 仙
…名古屋の地名(鶴舞)を連想しただけ。
みとりかめともさきいはひける 仙
火を噴きて子どもの味方空を飛び 雲
かりがねさへもなかぬシベリア 仙
羊羹を挟みゐるはカステイラ 雲
いやいや大納言小豆にかけての句かと
深読みしすぎましたね。
火を噴きて子どもの味方空を飛び 雲
かまど賑わふ江戸も春なり 仙
羊羹を挟みゐるはカステイラ 雲
歯が悪いとてころぶ雪道 仙
歯が悪いとてころぶ雪道 仙
鎌倉や火点し頃の洞の中 雲
京の夢大坂にては橋の下 雲
入れ札ごとにかはる親玉 雲