仙露軒日常

利根川べりの仙露軒にすめる初老のおやじのつぶやきごと。ご笑止、ご笑止。

おぢばがえり

2011年05月26日 | 国語

まーしゃんさんから

ぢば=地場

という広島の言葉を教えていただきましたが、

よくよく考えると以前から知っていた言葉でした。

おぢばがえり

http://www.tenrikyo.or.jp/jpn/?page_id=140

天理教の一大行事なんですね。

ついでに

かんろだい

などというみやびやかな言葉も出てきたりします。

漢語なので甘露台と書くべきでしょうが

ひらがなで書かれていると不思議と親しみが出てきますね。


げさんなく

2011年05月23日 | 国語

上越にでかけたときに耳にする言葉です。

安直にぐぐって引いてみたのですが

なかなか見つかりません。

http://blog.jcan.jp/sakura39/23570/

ともう一例だけでした。

ということはあまり使われていないのかも知れません。

ではこの語源はというとわからないそうです。

下餐なくではないかと

上越の国語教育のM先輩はおっしゃっていました。

つまり余らせないで食べてくださいねと言う意味。

おもいっきり食べてくださいね。

おもてなしの料理を残すか残さないかは

お国がで違います。

東南アジアなどでは残すぐらいにお出ししてなんぼ。

そして残りは使用人やその家族が頂くようです。

日本でもわんこそばなどにその名残があります。

 一方で懐石料理などはしっかり食べきってしまわないと失礼です。

フランス料理などもそうですね。

さて残すが美徳か残さないのが美徳か

文化はまことに難しいです。

 


散るために咲いてくれたか

2011年05月15日 | ふみ

散るために咲いてくれたか桜花散るこそものの見事なりけり

鳥浜とめ

http://www.shinchosha.co.jp/book/120915/

こちらも百円で見つけてきました。

こういう中身の濃い本が紙くず同然に扱われていることが

ほんとうに悲しいです。

知覧は遠くても

せめて予科練記念館は訪れてほしいと思います。

第一話 心充たされてわが恋かなし

穴沢利夫

http://www.youtube.com/watch?gl=US&hl=iw&v=qsqHCgTM8gw

第十話 雲流れゆく

平柳四兄弟

http://www.shitamachi.net/wa/kodama/002.htm

http://navy75.web.infoseek.co.jp/kaisouroku/kaiso-21.html

こういう方たちが一人でも多く生きていたら

もっと日本は違う姿になっていたのでしょうか。


山呼万歳之声

2011年05月09日 | 浮き世

こちらは某所からの筑波山

われながら見事に撮れたかと。

ここのところ見入っているのは朝の連続ドラマ。

ヒロインが教え子のお友達ということや愚息との関係もあることで

シンパシーもあるのかもしれないが、

教育を考えるうえでもいいドラマになっていると思う。

今朝は友達三人が受験で自分の不合格を隠して

後から受験するヒロインを気遣うというシーン。

ヒロインの合格の知らせではいつもは強面の先生も

思わず万歳を唱和していた。

所柄、この万歳は由緒あることである。

信州万歳

万歳がえし

長野では万歳はとても大切にされている言語文化なのである。

万歳で注意したいのは手のひらの向き。

万歳は手のひらを相手に見せない。

見せると降参になってしまうから。

こちらは現代風。音注意。

http://www.youtube.com/watch?v=nbFpKntnd6k

 

 

 

 

 

 


点心

2011年05月04日 | 茶の湯

毎月、月釜をかけられている「和の文化教室」のI先生。

某流派ではとても知られた御仁です。

会費2100円の月釜でも点心・濃茶・薄茶とおもてなしくださいます。

左上は竹の子ご飯=ご飯

左下はハム一切れにスナップえんどう=向付

中央はサツマイモの甘煮=煮物

右上はマグロ煮付け下にセロリの葉、上にさやえんどう=焼物がわり

右下はかぶと胡瓜のぬか漬け

さらっとしていていい点心ですね。

点心は懐石を簡略化したものを茶の湯界では言いますね。

これにお椀がついたら一汁三菜になりますでしょ。

ちなみに香の物はお菜ではなくてご飯の付属品なんですって。

となると某牛丼屋はお新香でお金とるなってことになりますね。

こうした軽いお食事を。

おしのぎ」とも。

京言葉では「虫やしない」とも。

 

 

 

 


創造力は想像力

2011年05月03日 | 茶の湯

はてさて…これはなんの花ぞも。

先日の茶の湯の講座のお菓子です。

毎度お馴染みの土浦の田中清月堂さん

受講生に何に見えると聞いたら

そのあたりが答えでしたね。

正解は

つつじです。

茶の菓子は茶室に飾られる花と

さしあわないような花をイメージした菓子が多いですね。

つつじは床には活けませんので。

この菓子からつつじは創造させる方が無理筋でしたかね。