仙露軒日常

利根川べりの仙露軒にすめる初老のおやじのつぶやきごと。ご笑止、ご笑止。

日常茶飯事

2012年05月29日 | 茶の湯
 
先日、職場を会場とした大会で呈茶しました。

300人ぐらいの会でしたが、60人ぐらいは楽しんで帰られました。

ほんとうは国語に関わる方たちの会ですから

もっと来られるかとも期待しましたが、

「お茶いかがですか」

と声をかけると、

めんどくさそうな感じでそそくさと通り過ぎて行かれる方が多かったです。

「点てだしですのでそのままおたちください」

と飲み終わってからご案内すると、ほぼ8割の方が、

お菓子の懐紙をそのままにおいていきます。

これは先日の一般向けの茶会でも経験しました。

以前に職場の皆様に呈茶したちときも経験しました。

お菓子ののせられていた紙をたたんでポケットにしまう

その程度のことが特殊なことなのでしょうか。

これは茶の作法以前のことではないでしょうか。

茶の湯は特殊なことをしているのではありません。

日常茶飯事の普通の営みです。

こういう方は

チョコレートの包み紙やおせんべいの袋はどうされるのでしょう。

こういうことをいうからお茶は面倒だと言われるのかもしれませんが、

この程度のことができなくて

伝統的な言語文化など教えられるとはとうてい思いません。