こちらの旧版が神田で210円で売られていました。
引用された詩の現代語訳の見事なことはいうまでもありません。
先学のすばらしさを目の当たりにできます。
この本で知ったこと。
山は南が陽だがも川は南が陰。
川陰に「かわのみなみ」と訓をしていました。
唐詩選には白楽天の詩が掲載されていないこと。
中国と日本では姪と甥が逆であること。
七言の詩は五言の2+3に2が乗った形式となっていて
その+2が五言よりも言葉としては圧倒的に豊かな世界が描けること。
知らない事って多いんですよねぇ。
大人になって後悔していることの一つが、漢文を真面目にやらなかったことです。
今、思い返すと、高校で漢文の時間があって、専任の先生がずいぶん熱心にしてくださったのですが、不真面目でした。
他の高校では漢文は国語の合間(?)に教えるところもあると知ってビックリ。
人間は、恵まれていると幸せに気付かないことの見本でした。
会社で漢文世代の上司から
「ぶちさん、これの続きなんだった?」
とせっかく御指名いただいても清少納言よろしく(←って図々しい)スラスラ答えられないのが恥ずかしいこと!
いつか時間ができたら、是非習ってみたいことの一つです。
漢文に関する新書などを
お読みになったらよろしいと思います。
この本もお薦めです。
川が南北に流れていると
西が陽、東が陰ですね
上のコメントは私の思い違いでした
申し訳ありません