タイムトラベル

2003-07-31 18:02:03 | インポート
新宿のタワレコにまた足を運ぶと、
試聴コーナーに「たま」を発見。

嗚呼、「たま」。

それはアタシのもう一つの音楽。
実はアタシ、歌謡曲遍歴を持つ一方で、
小学6年生の頃に衝撃を受けてから以降、
地元のコンサート、CD、本などを買い集めるほどの、
大大大ファンだったのです。

イカすバンド天国に登場し、
「らんちう」を歌う彼等を見たその瞬間、
何かとてつも無くデカいモノが、アタシの全身を奮い立たせた。
そして、当時放送していた「夜のヒットスタジオ」に「たま」が登場。
アタシは家族の前でテレビにかじり付き、
生放送で動いている「たま」を鼻息を荒くして見ていたほど熱中。
そんな中学時代。親はどことなく情けない顔してたっけ…。(遠い目)

タワレコで試聴したのは、劇団のサントラ的な物だったのだが、
聴いていると久々にアタシのふる里へタイムトラベルした気分になり、
ウチにある「たま」のライブビデオを見返してみることにした。

ウ~ン、やっぱイイわぁ。「たま」。

アタシがあの時、「たま」の「何」に惹かれたか、
そこが重要よね。と、ビデオを見ながら考えたり。

あの身なり?知久さんのキノコ頭?石川さんのランニングシャツ?
いや、それだけじゃないよなー。(てか違う)
詩の世界観?うーん、そこまで噛み締めることは出来て無かった。
ただ、アタシの中に今でも求めてしまう、独特の「臭い」を、
思春期のアタシが初めて嗅いだような衝撃であったとは思う。

「オガァヂャーン、スコップで庭をホジクリ返したら、
 死んだ金魚が出てきたヨォォ~!(ハイッ)」みたいな。(例え)

一方アタシが歌謡曲(というか昭和?)の世界にも、
思春期の頃、やたらと敏感であったのも事実で、
今もなお慣れてきてはいるものの、求めてしまうもの。

この二つ、少しか大きくか分からないけど、違うものなんだよなー。
きっとね、アタシの中に「男」として「女」として、の美学があるのよ。
最近はオカマの自我が強くて、まぁもっぱら歌謡曲ってワケか。
でも「コレだー!!俺が欲していたのは、コレなんだー!!」
って経験、誰しも持ってるものよね。
それが、アタシは「たま」でした。

「ギロチンにかけられ~た~ 人魚の首から上だけが~
 ゥ~ 人間だか 人魚だか わ~から~なく なっちゃって
 知床の 海に身を投げちゃった~ 夜だ~よ~」(たま/「方向音痴」)

みたいな。ウ~ン、大好き。


ステキな男と遭遇

2003-07-27 18:03:05 | インポート
「その一瞬は永遠のものとなった…」
って、どこかでよく聞く言葉。

ねぇ、この意味分かる人誰かいる?

いろいろシチュエーションとかを考えて意味を模索してみるのだが。
例えば、恋人同士がキスを交したその瞬間、
『その一瞬は永遠のものとなった…』。

うーん、何か違うのよねー。

一瞬から永遠に変わるというよりか、
永遠が一瞬に凝縮されるような感じなんだろうと思うんだけど。

何故アタシがこんな事をいうかといいますと。
ある個人サイトに流れに流れて辿り着いたんだけど、
その本人の書く文章にアタシはとてつもなくシビレたのです。
歴史上の有名なもしくは活躍しているモノ書きさんではなく、
一般の「モノ書き派」の書く内容や言葉って、
大概がアタシにとっては臭過ぎて「オウェ」って感じなんだけど、
その人の描く世界や感情とか(…アタシが言葉足らずなので説明出来んが)
まぁそんな様々が素晴らしくアタシを惚れさせた!(会ったことナシ)

あ~ん、モノ書きって、ス・テ・キ!

アタシは先程も述べたように、言葉足らずの支離滅裂派で、
目の前のカギが揺れているのを見て、
メモ用紙で物理の計算をするような理系人間なので、
言葉で自分自身を述べることの出来る人間ってイイナァと思ったのです。

その人が書いていた文章の中の1文、
『その一瞬は永遠になってしまった…』。

そこだけがアタシには染み込まない。(よく聞く言葉だけに)

アタシは日常でも映画でもドラマでもそうなんだが、
一瞬の中に見えてくる広大な時間が好き。
何処までも何処までも広がって遡って深くなっていくような、
そんな一瞬を見ると、多分アタシは大泣きする。だろう。

その事と『その一瞬は~』は果たして同じ意味なのか?
う~ん、ワカンナイ。

そしてワタシは絵画を見て泣いたことが一度もない。(一応美大にいた)
泣きそうになるというか、詰まる思い、は、ある。
何かこの事実とも関係があるようにも思えるんだよな。
『その一瞬は~』が理解出来ない理由が。

今はバイトの合間に休憩でヨッテチョを書いてるの。
急に書きたくなっちゃって。
そう、
バイトの受け付けでアタシが一人になったので、
J-POPがかかっていた有線を、歌謡曲に変えて、
気持ちよく聞いていたんだけど、
どうもその受け付けの有線は、館内全ての有線だったみたく、
森進一の「襟裳岬」とかがガンガン流れていたらしい。

どんなラブホテルだ。


たくさんのプロに囲まれて。

2003-07-23 18:04:06 | インポート
先週と今週に渡り、青い部屋系列のイベントが二つ、
無事に終りました。

「三文ロック」の方は、いつものギャランとはまた違った感じの雰囲気で、
とっても艶っぽかった。
しかしアタシがやたらと緊張しちゃって、…ダメね。フッ。
歌詞を忘れる、ってのがやたらと恐怖なの。
大体今まではワリと「ルルルートゥトゥトィーララームフムフデヘ」
みたいにテキトーにごまかして、
何よー歌詞くらい忘れるっつーのよ何か文句あるかコノヤロー、
くらいのノリなアタクシだったのに、
青い部屋だと、なーんか歌詞が飛んでテヘテヘするのが、
許されない空間に思えるのよね。
青い部屋に限らずパーティーとかお祭り感覚の場以外は、
やっぱお客さんからお金を取っている限り、
歌唄いのポリシーというか高い意識を持ってやろうと心構えるから、
どーも緊張するのよね。
さらに今回はやたら歌詞が覚えにくかったというのもある。
なかにし礼は覚えにくい。荒井由実は覚えやすい。とかあるのかもな。

20日は表参道のCAYで「キャバレー」というパーティーに参加。
これまたスゴ過ぎて、圧巻でした。
出演者のみなさんは「魅せる」という部分で本当にプロだなぁと感心するばかり。
こんなプロのみなさんと一緒に仕事が出来てとても幸せだったし、
勉強にもなりました。
アタシは深夜の歌謡ショーに2曲程歌を唄わせてもらったんだけど、
とっても気持ちよかったー。もっと唄いたかったよぉぉー。
しかしあやちの「時計」は素晴らしかった。
今でも頭から離れない。いい唄い手だ。

そしてアタシの歌への野望は尽きぬのでした。
変な締めかた。

この前、ウチにゴキブリが出ました。ヒィィィ。
今まで一度も出て来なかったので、とてもショック。
しかも恐ろしい登場の仕方しやがったの。そのゴキブリ。
台所で料理してて、コンロのそばの片栗粉を取ったその瞬間!
袋のそばから駆け上ってアタシの手を登り、
そしてスタタタとシンクに逃げていったのよ。
生まれて初めてだと思う。手の上をゴキブリが走ったのは。
感触もイヤに覚えてます。
ハァァァァ~、思い出すだけで身の毛がよだつわ。
もちろんキンチョールで攻撃。20秒くらい激射してやっと気絶してました。
でもまた油断すると這い上がろうとするのよね。
さらに20秒くらい激射して、
プルプルしてる間にティッシュ10枚くらいで包んでポイしました。
ハァァァァ~、思い出すだけで身の毛がよだつわ。


子供に還った日

2003-07-09 18:05:14 | インポート
――――――――――――――――――「パペットマペット」。

って牛とカエルの人形を使って一人で漫才する人、かなり好き。
知ってる?

今日、アタシはもう一つのバイトで、
幼稚園の保育風景を撮影するバイトに行ってきました。
幼稚園ってかなり久しぶりの空間で、
しかも実際に自分が幼稚園にいた頃の記憶なんてほとんどないので、
とっても新鮮でした。
それにしても幼稚園児ってホント怖い。
予想はしていたんだが、ちょっかいと罵倒の嵐。
「ヒゲだー」とか、「ブタ野郎」だとか、「オジサン」とか、
もう言われ放題。「オカマ野郎」って言われなかっただけまだ良かった。
しかしこちらは元気な園児を撮影しなくてはいけないので、
笑顔で接しながら機嫌をとるんだけど、
アタシの偽善的笑顔は、子供には見抜かれてたみたい。
急に不安げな表情に変わってパタって心のトビラを閉めちゃうのね。
うーむ、難しい。

朝礼みたいなのを運動場でやって、
朝の体操をミッキーマウスの歌でやってたんだけど、
それが超~カワイイの!
そして各教室でお絵書きとか歌とか粘土とかお遊戯とかが始まって、
幼稚園って、こんなに楽しいもんだったんだなーと、
思い返せないけれども懐かしい思いになりました。

だんだんアタシも楽しくなってきて、
子供達と普通にお話をすると、何となく自分の心が弛んできて、
子供達と同じ視点で話ができるようになりました。
そう、アタシが心を開いてなかっただけだったのね。
するとね、子供達はみんなこぞってアタシに自分の絵とか粘土とかを
見せてきて、それは何かってことを訊ねてもらいに来るの。
撮影するのをそっちのけで一緒に遊んでしまった。
やってはいけない事だけど。

自分が幼稚園児だったころって、どんな子供だったんだろ。
そんな自分を見ていた両親は、今アタシが感じてたように、
小さいアタシを見ていたんだろうな。
大人になるって、
親にとっては一度子供に裏切られることになるのかしら。
ある意味。

ホラ、アタシってオカマだからさ、
幼稚園の女の先生になんてトキメクことなんてないわけよ。
(仕事上トキメいている時点で最悪だが。)
でもね、軽くトキメいちゃった。プププ。イヤ、マジで。
つまり仕事上で女の先生にトキメいたオカマ。アタシ。最悪。

7/10日(木)は青い部屋でライブです。
夜7時オープンです。遊びに来てね。