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宿命の対決3 近藤誠 vs 勝俣範之: 勝俣範之の対談トンズラ

2020年02月22日 10時16分18秒 | 医学の大罪: 医療公害・医療犯罪から家族の命を守る

宿命の対決3 近藤誠 vs 勝俣範之: 勝俣範之の対談トンズラ

 

補足

次の記事も参照

宿命の対決 利益相反 近藤誠 vs 勝俣範之: 0円 vs 360万円

https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/cccae07d9b61b4add630277b631730b2

宿命の対決2 癌50%生存日数 近藤誠 vs 勝俣範之: 985日 vs 100日

https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/cfb11744f04f7964f6244ba5da2888a7

 

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この記事は、近藤誠医師の次の本の「あとがき」からの抜粋です。

 

がん治療で殺されない七つの秘訣 (文春新書)

近藤 誠  (著)

 

内容紹介

中村勘三郎さんが術後4ヶ月で亡くなってしまったのはなぜか?

「がんで亡くなった」のではなく「がん治療によって殺された」のではないか?

 

――そもそも「がんは治療すべきもの」という考えが誤りなのだ。

「がんの最期はたいへん痛む」

「がん治療は手術が一番確実」

「抗がん剤は寿命を延ばす」

「がんは放っておくと転移してしまう」

「早期発見・早期治療が大切だから、がん検診は受けるべき」

という通念もすべてウソだ。

 

こうした通念のもとに手術や抗がん剤治療が行われているが、その多くは、むしろ患者の寿命を縮め、痛みと苦しみを与えている。

ところが、「がん治療体制」は人々の不安につけこみ、次々に新しい薬や治療法を売り込む。

まさに「不安産業」だ。

 

では医療に騙されないために、がんの患者・家族は、どうすればよいか?

まずがんの本質を理解することだ。

がんによる痛みや苦しみとされているものが、実は手術や抗がん剤による後遺症であることを理解するのがその第一歩である。

とはいえ、実際に「がん」と宣告された患者・家族は、やはり不安を覚えるものだろう。

そこで本書では、肺がん、胃がん等、がん発生臓器別に、具体的な対処法をも解説する。

さらに今「救世主」のように扱われている陽子線・重粒子線治療や免疫療法などの「先進医療」の無意味さと、これが詐欺商法であることを明らかにする。

そして最後に「『余命三ヶ月』はありえない」「無治療が最高の延命策」「セカンドオピニオンは違う病院の別の診療科を訪ねる」「検査を受けないのが最良の健康法」などの秘訣を伝授する。

がん治療をめざして、かえって寿命を縮めないための必読書!

 

内容(「BOOK」データベースより)

無理矢理がんを見つけて手術や抗がん剤治療を行い、患者の寿命を縮めている日本のがん治療。「早期発見・早期治療が鉄則」はすべて誤り。「無治療が最高の延命策」「検査を受けないのが最良の健康法」などの目からウロコの秘訣を伝授する。Q&Aによるがん相談室。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

近藤/誠

1948年生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。79~80年、米国へ留学。83年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。患者本位の治療を実現するために、医療の情報公開を積極的にすすめる。2012年第60回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

登録情報

新書: 241ページ

出版社: 文藝春秋 (2013/4/19)

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8C%E3%82%93%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%A7%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%A7%98%E8%A8%A3-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%BF%91%E8%97%A4-%E8%AA%A0/dp/4166609130/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=

 

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宿命の対決3 近藤誠 vs 勝俣範之: 勝俣範之の対談トンズラ

 

補足

文藝春秋2011年1月号、「抗がん剤は効かない」(近藤誠)

週刊文春2011年1月20日号「『抗がん剤は効かない』は本当か」という反論記事(勝俣範之, 上野直人)

本文のK氏とは、勝俣範之氏のことです。

 

あとがき

私はこれまで『文藝春秋』誌に論文を何本か寄せてきました。なかでも一番反響が大きかったのは、抗がん剤の無意味を説いた論文です(二〇一一年一月号)。

患者・家族にとっては初耳、医者たちにとってはビジネス妨害行為だったからだと思われます。

それに関する興味深いエピソードを紹介しましょう。

 

その原稿の掲載後まもなく、国立がん研究センターの抗がん剤治療専門医(腫瘍内科医) K氏らが連名で、『週刊文春』(同年一月二〇日号)に「『抗がん剤は効かない』は本当か?」という反論記事を載せました。

しかし、内容が牽強付会だったので、『週刊文春』の次号に「抗がん剤はそれでも効かない」という論文を書いて再反論しました(これらは『抗がん剤は効かない』文藝春秋刊に収録)。

K氏らからの再々反論はなく、論争はそのまま収束しました。

 

ところが翌年になって(二〇一二年五月)、『文藝春秋』編集部が打診したところ、K氏が私との対談を承諾したというのです。

彼はこの間、某私立医科大学の腫瘍内科教授に栄転しており、自由に発言できるようになった影響もあるらしい。

 

実を言うと、がん治療についての対談は、気が重い作業です。意見がほとんど同じ場合の「なあなあ対談」と異なり、主張の真偽判定を読者に委ねる「ガチンコ対談」になることが目に見えているからです。その場合、どちらかが勝って、どちらかが負けることになる。――できることなら避けたい、というのが偽らざるところです。

 

同じ気持ちは、対談相手も抱くはずです。実際、以前から(手術や抗がん剤の)権威たちに(私の担当)編集者たちがしばしば対談を申し込んできたのですが、「私には何の得もない」「私の将来を保証してくれますか」等の理由でことごとく断られてきたという経緯があります。 「それなのに、K氏が承諾したからには、並々ならぬ自信があるに違いない。これまでの私の立論になにか欠陥を見つけ、これなら勝てると踏んだものか?――私はにわかに不安になりました。

 

しかし、断るわけにはいかない。もし断れば、「近藤は敵前逃亡した」「抗がん剤が効かないというのはウソだ」との噂が、その日のうちに日本中の腫瘍内科医の間を駆けめぐるはずだからです。――どんなに気が重くても、対談を引きうけるしかないのです。

 

対談日は八月初旬に設定されました。それまで二ヶ月以上あったので、私は土日も含め空き時間すべてを準備に当てました。ダンボール数箱分の英文論文をもう一度読み込んで、 見直したのです。――これまでの言説に間違いがないことが確認でき、枕を高くして眠れ るようになったのは七月中旬になってからです。

 

ところが、です。七月下旬に、編集部員が面会を求めてきました。会うと、K氏が対談を断ってきたというのです。なんでも私の本を読んだら、自分が準備不足であることが分かった、この話はなかったことにしてください、ですと。

 

いやはや。対談を先に承諾した側からキャンセルするのは前代未聞でしょう。どうもK氏は、論争後に出版した『抗がん剤は効かない』や『がん放置療法のすすめ』を読まずにいたらしい。そして、対談準備のために読んでみて愕然とした。――そうとでも考えないと、辻褄が合わないのです。そこから推して、私の意見に反対している医者たちも、きちんと読まれていないのではないか。

ひるがえって、前述したK氏らの『週刊文春』での反論記事も、私の『文藝春秋』論文を読まずに記者に語ったものでしょう。そう考えると、私への反論になっていないことに納得がいきます。

 

ともかく対談が流れたので、そのままでは誌面に穴が開きます。そこで編集部は私に (単独での) 執筆を依頼してきました。それが本書第4章に転載した、粒子線治療と免疫療法に関する原稿です。

それにしても、です。抗がん剤治療のリーダー格で、大学教授ともあろう方が、対談に臨んで抗がん剤の有効性を主張することができない。その一方で、大学病院の外来では今も抗がん剤を使い続けている。――抗がん剤治療が根拠なく行われていることがよく分かります。がん手術やがん検診も同じです。

 

ところで私は、二〇一四年三月に慶應大学の定年を迎えます。その後は診療から離れ、 がん研究所を設立し、研究と執筆に専念する計画でした。それでその趣旨を前著『がん放 置療法のすすめ』で公表すると、外来を訪れる新患・旧患たちから「なにか問題が生じた ときに相談できる窓口がほしい」と口々に訴えられ、どうしようかと迷う事態に陥りまし た。そんな中、第六○回菊池寛賞を授けられたことは「今後も患者たちに手をさしのべよ」との天啓とも思われ、セカンドオピニオン外来を開設する決心をしたところです。初診希望患者が増え、慶應病院の外来予約が取りにくくなっていることもあり、早急に(慶應病院の休日を利用して病院外で)施行すべく準備をしています(「近藤誠がん研究所・セカ ンドオピニオン外来」URL http://www.kondo-makoto.com/)。

最後になりましたが、『日刊ゲンダイ』連載時にお世話になった井上克典さん、文藝春 秋の松井清人、嶋津弘章、西泰志さんらに感謝を捧げます。

本書が、専門家たちの欺瞞に社会の人びとが気づくきっかけになってくれることを切に願います。

二〇一三年三月

近藤 誠

 

 

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