仏典、聖書、ジョージ・アダムスキー氏により伝えられた宇宙精神文明(空=言葉=天の父=宇宙の英知=真如=法・ダルマ=灯明)

ワクチン薬害、祈りの科学的研究、人体構成分子によるオーソモレキュラー医学、医学の大罪、太陽系惑星文明の科学的証拠

Gigazine「普通の風邪にかかった時の記憶」が新型コロナウイルス感染症にも有効である可能性

2020年08月12日 08時18分18秒 | ビル・ゲイツ/コロナ/WHO

Gigazine「普通の風邪にかかった時の記憶」が新型コロナウイルス感染症にも有効である可能性

 

1.ベダ・M・シュタドラー(ベルン大学免疫研究所の元所長): 第2波はない、新型コロナは夏に変異して消滅する季節性の風邪ウイルス

2.ベダ・M・シュタドラー(ベルン大学免疫研究所の元所長): 第2波はない、新型コロナは夏に変異して消滅する季節性の風邪ウイルス

 

このブログで翻訳紹介したベダ・M・シュタドラー(ベルン大学免疫研究所の元所長)は、次のように書かれていました:

 

『In mid-April work was published by the group of Andreas Thiel at the Charité Berlin.

4月中旬には、ChariteベルリンのAndreas Thielのグループによって研究が発表されました。

A paper with 30 authors, amongst them the virologist Christian Drosten.

ウイルス学者のクリスチャン・ドロステンを含む30人の著者による論文です。

It showed that in 34 % of people in Berlin who had never been in contact with the Sars-CoV-2 virus showed nonetheless T-cell immunity against it (T-cell immunity is a different kind of immune reaction, see below).

それは、Sars-CoV-2ウイルスに接触したことがないベルリンの人々の34%で、それにもかかわらずSars-CoV-2ウイルスに対するT細胞免疫を示したことを示しました(T細胞免疫は異なる種類の免疫反応です、下記参照)。

This means that our T-cells, i.e. white blood cells, detect common structures appearing on Sars-CoV-2 and regular cold viri and therefore combat both of them.

これは、T細胞、つまり白血球が、Sars-CoV-2と通常の風邪ウイルスに出現する共通の構造を検出することで、これらの両方に対抗することを意味します。

A study by John P A Ioannidis of Stanford University — according to the Einstein Foundation in Berlin one of the world’s ten most cited scientists — showed that immunity against Sars-Cov-2, measured in the form of antibodies, is much higher than previously thought.

スタンフォード大学のジョンP Aイオアニディスによる研究 -ベルリンのアインシュタイン財団によると、世界で最も引用されている10人の科学者の1人- は、抗体の形で測定されたSars-Cov-2に対する免疫が、以前考えられていたよりもはるかに高いことを示しました。』

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

この記述を裏付ける研究結果がGigazineに掲載されていますので、ご紹介します。

 

https://gigazine.net/news/20200811-common-cold-coronaviruses-immune-t-cell/

Gigazine 2020年08月11日

「普通の風邪にかかった時の記憶」が新型コロナウイルス感染症にも有効である可能性

 

一般的な風邪を引き起こす「風邪コロナウイルス」にかかった人の免疫システムが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を認識できる可能性があることが、新たな実験により判明しました。今回の発見により、COVID-19にかかっても軽症で済んだり、体調を崩さず無症状のまま終わったりする人がいる理由が分かると期待されています。

Selective and cross-reactive SARS-CoV-2 T cell epitopes in unexposed humans | Science
https://science.sciencemag.org/content/early/2020/08/04/science.abd3871

Exposure to common cold coronaviruses can teach the immune system to recognize SARS-CoV-2: Researchers caution: It is too soon to say whether pre-existing immune cell memory affects COVID-19 clinical outcomes -- ScienceDaily
https://www.sciencedaily.com/releases/2020/08/200804100219.htm

COVID-19は重症化すると死に至る感染症ですが、COVID-19感染者の中には軽症のまま終わる人や、まったく体調不良を感じない無症状の人も多く存在します。これまでの研究により、高齢者や慢性疾患を抱えている人は重症化しやすいことが明らかになっていますが、それだけでは個人間の症状にこれほど大きな開きがある理由を説明することは困難です。

 

そこで、カリフォルニア州にあるラホヤ免疫研究所の免疫学者であるアレッサンドロ・セッテ氏らの研究チームは、免疫細胞の一種であるT細胞に注目しました。T細胞には複数の種類が存在しますが、そのひとつである「メモリーT細胞」は長時間体内で生存して病原体の記憶を保持し、次に同じ感染症にかかった際に迅速に対応します。この仕組みは、免疫記憶と呼ばれています。

 

セッテ氏らは、COVID-19から回復した患者のT細胞をSARS-CoV-2の断片にさらす実験により、「COVID-19にかかった人のT細胞がSARS-CoV-2に反応できる」ことを確認しました。これにより、COVID-19にかかった人はSARS-CoV-2への免疫を獲得できる可能性が高いことが分かりました。

 

上記の実験では、「COVID-19から回復した人のT細胞」が使われましたが、セッテ氏らは今回発表された新たな研究で、COVID-19が発見される前の2015年3月~2018年3月に採取された人のT細胞」を、SARS-CoV-2と普通の風邪を引き起こすヒトコロナウイルス(風邪コロナウイルス)の断片に暴露しました。


その結果、これまでCOVID-19にかかったことがない人でも、SARS-CoV-2と4種類の風邪コロナウイルスに対して同等な反応を示すメモリーT細胞を産生することが分かりました。

 

セッテ氏はこの結果について「免疫システムがSARS-CoV-2に反応できることは分かっていましたが、今回の実験によりメモリーT細胞が風邪コロナウイルスとSARS-CoV-2の間で類似した特徴を捉えることができるという、非常に強力かつ直接的な証拠を得ることができました」と話しました。

 

また、論文の共著者であるダニエラ・ワイコフ氏は「私たちの研究は、一般的な風邪のコロナウイルスに対するT細胞の記憶が、ウイルスの正確な分子構造を捕捉して、SARS-CoV-2に対する交差反応を起こすことができることを証明しました。これは、COVID-19にかかった一部の人が重症化する一方で、別の人々は穏やかな症状で済んでいる理由を説明するのに役立つかもしれません」と指摘しました。


さらに、SARS-CoV-2の断片にT細胞をさらした今回の研究により、T細胞はSARS-CoV-2が持っているさまざまな種類のタンパク質を認識できることも分かりました。目下開発が進められている多くのCOVID-19ワクチンは、SARS-CoV-2が持つスパイクタンパク質という物質を標的としたものですが、人間のT細胞が認識できるSARS-CoV-2のタンパク質はスパイクタンパク質だけではない可能性が示されたため、今後はより幅広い方法でSARS-CoV-2にアプローチするワクチンが開発できると期待されています。

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

新型コロナウイルスに免疫を獲得できる可能性、鍵となる「T細胞」とは一体どんな細胞なのか? - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20200518-t-cells-covid-19-immunity/

 

2020年05月18日

新型コロナウイルスに免疫を獲得できる可能性、鍵となる「T細胞」とは一体どんな細胞なのか?

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した人の免疫細胞を調べる2つの研究により、人体が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する免疫を獲得できる可能性があることが突き止められました。

Targets of T cell responses to SARS-CoV-2 coronavirus in humans with COVID-19 disease and unexposed individuals: Cell
https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(20)30610-3

Presence of SARS-CoV-2 reactive T cells in COVID-19 patients and healthy donors | medRxiv
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.04.17.20061440v1

T cells found in COVID-19 patients ‘bode well’ for long-term immunity | Science | AAAS
https://www.sciencemag.org/news/2020/05/t-cells-found-covid-19-patients-bode-well-long-term-immunity

WHOは2020年4月に「COVID-19の回復者が免疫を獲得しているかは不明」との声明を発表しました。これは、COVID-19から回復した人の抗体のレベルが予想より低いケースがあったことや、そもそも抗体がSARS-CoV-2に有効かどうかの確証が得られていないことなどが理由です。

そんな中新たに注目を集めているのが、T細胞という免疫細胞です。T細胞には複数の種類があり、中でも抗体を産生するB細胞を活性化させるヘルパーT細胞や、ウイルスに感染した細胞を破壊してウイルスの増殖を抑制するキラーT細胞などが有名です。このように、T細胞には抗体に依存しない免疫機能があるため、仮に抗体がSARS-CoV-2にあまり有効でなくても一定の免疫機能が期待できるとされています。

そこで、カリフォルニア州にあるラホヤ免疫研究所の免疫学者シェーン・クロッティ氏とアレッサンドロ・セッテ氏が率いる研究チームは、軽症のCOVID-19から回復した患者10人から採取したT細胞などの免疫細胞を、さまざまなウイルスの断片に暴露する実験を行いました。その結果、全ての患者のヘルパーT細胞がSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に反応することが確かめられました。さらに、SARS-CoV-2を標的にするキラーT細胞も患者の70%から発見されています。


クロッティ氏はこの結果について、「COVID-19の症例において、SARS-CoV-2に対するヘルパーT細胞の良好な反応が見られたことは心強いことです」とコメント。セッテ氏も「免疫システムはSARS-CoV-2を発見し、効果的な免疫反応を開始することが可能です」と述べて、人体の免疫機構がCOVID-19に有効に機能する可能性を指摘しました。

また、ドイツにあるシャリテ・ベルリン医科大学の免疫学者アンドレアス・ティール氏の研究チームも、COVID-19により入院した患者18人中15人から、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質に反応するヘルパーT細胞を発見しています。


ティール氏らはさらに、COVID-19にかかったことがない人でも、SARS-CoV-2に対抗する免疫を獲得している可能性があることを突き止めています。研究チームがSARS-CoV-2に感染した経験がない68人の血液サンプルを分析した結果、34%の人がSARS-CoV-2に反応するヘルパーT細胞を持っていることが分かったためです。

この実験に用いられた血液サンプルは、COVID-19が発見される前の2015~2018年に採取されたものだったことから、研究チームは「SARS-CoV-2に対する免疫反応は、過去に普通の風邪を引き起こす4種のヒトコロナウイルスに感染したことで獲得されたものである可能性が高い」と結論しています。

 

コロンビア大学のウイルス学者アンジェラ・ラスムッセン氏は、これらの研究結果が風邪やCOVID-19にかかった経験がある人が再感染しないことを保証するものではないとしつつも、「T細胞がSARS-CoV-2に対して強く反応することは、長期的な免疫の獲得にはいい兆候です」と述べています

また、ノースカロライナ大学チャペルヒル校のウイルス学者レイチェル・グラハム氏は、「目下100種類以上のSARS-CoV-2ワクチンが開発されていますが、その多くはスパイクタンパク質に対する反応を引き出すことを目的としています。一方、ラホヤ免疫研究所の実験ではSARS-CoV-2のスパイクタンパク質以外のタンパク質に反応するヘルパーT細胞も見つかっています。1つのタンパク質だけに集中しすぎないことは、ワクチン開発の上で重要です」と述べて、今回の発見によりさまざまなアプローチで作用するワクチン開発の道が開かれたとの見方を示しました。

(以上)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国で開発されている新型コ... | トップ | 金まみれ 利益相反『「COVID-... »
最新の画像もっと見る

ビル・ゲイツ/コロナ/WHO」カテゴリの最新記事