がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

笑ってもよい話

2014-06-16 | Weblog
先週のおさらい。
火曜日の夜、右足と左足がバラバラに動いている感じがして、
水曜日の朝、腰が抜けたように痛くて動かなくなった。
応急処置(と思っているのはワタシのみで、実行者に言わせると『施術』と言うらしい)を施され、
歌舞伎役者のような足取りで仕事に行った。
夕方、内側から湧き上がる鈍痛に耐え切れず、
ドラッグストアに飛び込んでコルセットを買った。
ドラッグストアのトイレを借りて、
ギュウギュウ巻き付け、息を殺して家に帰ると(笑ったり、喋ったりすると痛いからである)、
『コルセットを巻く位置が違う』との指摘を受けた。

何も言い返す余力もなく、ボクシングジムに行く気にもなれず、
とにかく気合入れのためにスパークリングワインを1杯飲んで、寝た。

木曜日の朝、もう1度、“応急処置=別名『施術』”を受け、出勤。
夜から「生け花」レッスンが入っていたが、
「水の入った花器」など、持てるとも思えず、、、
それでも、少しでも良くなったら、一番軽い“何か”で生けてやろう!なんぞと思い、午後へ突入。

ところが・・・なんと、午後3時くらいから痛みと違和感が消滅してきたのである。
この世の中は、ワタシの全く知らないところで、
治療家の進歩とか、コルセットの進化とか、本人の老化とか、が粛々と進行していることを知った。

生け花教室に行く頃には、
歩く姿と言えば、
歌舞伎役者のような腰を落とした、すり足状態から、
「ユリの花」とまで謳われた“いつものワタシ”を取り戻しつつあり、
地面のモノを取る姿と言えば、
わざわざ、一旦、しゃがんでから手を伸ばす⇒
着物姿の女性みたいな横向きスクワット“気品あふれるモノの拾い上げ方”はすっかり影を潜め、
普段の“重量挙げスタイル”に戻りつつあった。

夜には、水が入った重たい花器も運べるようになった。
空気が通り抜けるような、可憐なグリーンは、病み上がりのワタシの心境、そのものである。


1週間は安静にした方がよい、と思われたが、
数日後にはボクシングも、生け花も、猫砂20kg持ちも復活した。
思いのほか、早く、何事もなかったように戻ってしまった。

わははは。
いつでも気楽にぎっくり腰になれる、というモンだ。
今となっては、大笑いも、高笑いも、うすら笑いも自由自在だ。

最近読んでいる『なぜ、猫はあなたを見ると仰向けに転がるのか?』(平凡社)に、
~なぜ、ネコの飼い主はほかの人より健康なのか~
という、ヒトを馬鹿にしたような解説が載っていた。
※なぜ、ネコの飼い主はほかの人より繊細なのか、とか、か弱いのか、とか書いてほしい※
認める、認めないはとにかく、次の2点が数値的に、証明されているとのことである。
1) ネコと触れ合うと緊張が解けて体が弛緩する
2) ネコとの単純な関係で解放された気分になり血圧を下げたり心臓の負担を軽減したりする

ワタシの健康がネコのお蔭様だとすると、何やら納得できないこともないのが不思議だ。
いつでも家にいるのはネコなのだから、
ワタシは、毎日、ネコ旅館でお世話になっているようなものだ。
(実際、宿泊料を払っているのはワタシである)
持って生まれた性分なのか、ネコと暮らして後天的に身についたのかわからないが、
憂い、とか、悲しみ、とか、レ・ミゼラブル、とか、竹取物語とかには縁が薄いような気がする。

ヒトがネコに気を遣っていないとすると、
ヒトに気を遣っているのはむしろ、ネコの方なのではなかろうか。
つまり、お客様の世話をして気を遣っているネコが、
フレグランス(良い香り)が好きなのは・・・ワタシのせいか・・・



















バッチリ、癒されたそうでございます!


本日もご訪問ありがとうございました!

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