つくね坊がやって来たことにより、ワタシは「ネコ好きではない」ことを公表する機会を得た。
少ない読者の中から更に絞り込まれた良識的な皆様から、温かな「イイネ！」や「激励のコメント」を頂戴する中、たった1人、直接メールを送り付けてきた友人は、すでにお馴染みとなった竹馬の中年女であります。
トロ虫と名付けられた「蝶より遅いネコパンチを持つ」オスネコと、ルンバのようにノープランで走り回るマンチカンのメス猫と暮らしていらっしゃいます。
『背景 りささま～こんにちは。
ちょっ、ちょっとーーーー
>勘違いしている方が大勢いらっしゃるのではございますが、
>私は別にネコ好きでも何でもないのでございます～
ってさー、ありえないから～。
人間相手には見せたことのない「猫なで声」、
あの慈悲深い感情をニンゲンの男に向けられ、、、るわけないわよねーーーー、
絶対ありえないわよねーーー。
だいたいよ、ネコ達とはずいぶんな勢いで会話してるように見える（笑）。
それが同居のネコ族に限らず 外のネコちゃんを見かけては話しかけてらっしゃる！
どう見ても「猫に懐く人間」って絵だもの（＾＾）
え？わたし？？？
私はフェレットが好きなのよーーー
だけどさ、あんなに寿命が短くては見送るたびに心がズタズタになりっぱなしになるじゃない！
ペットロスどころの騒ぎじゃないわ！
私が三途の川を渡るまで再会できないなんてむごすぎだわーーー。
せめて平均寿命が10年以上あったら、またフェレットと暮らしたいわよ～。
そーよ、ほんとに運命のいたずらだわ！！！
ヨチヨチの綿ボコリみたいな子猫が道路に落ちていたから仕方なかった話はしたわよね！？
そんでもって 赤ちゃんネコの可愛さったら あれは犯罪レベルの詐欺なのよ。
ほんと あんなにカワイイ綿ボコリちゃんが たった3ヶ月ででっかくなるんだから！
ぜんまい仕掛けのオモチャみたいなヨチヨチ綿ボコリちゃんが 1才にして7キロだもの。
私のかわいい赤ちゃんネコは何処へ行ってしまったのーーーー！？って言いたいくらいに あっという間に見る影も無いほどデカくなるのよ。
だけど かつて赤ちゃんネコだった綿ボコリちゃんとしては デカくなろうが私を親だと勘違いしてるわけさ。
どーよコレ、親だと信じてるでっかい子猫を裏切れるわけにいかないじゃな～い。
でもって もう少し私への依存を軽減するために お金出してまで妹に来ていただいたんだけど、、、これがまた 知らないお家につれてこられた挙句に 優しい熟女だけでなく でっかいうえに不機嫌な子猫がいるのよ！！
たった4ヶ月なのに可哀相な話じゃない！？
そんな中で無邪気に馴染んでくれて、、、ねーーーー、けな気じゃないのーーーー！！
そんなブサカワ子猫ちゃんを裏切れないわよーーー。
心配しなくていいのよ～ 私がオカァさんになったるから任せてよ～って言ってあげたわ。
ってことで うちのネコ達はすこぶるカワイイのよ（爆笑）
そしてもうひとつ今朝のハプニングの話を。
去年は落ちてたのはネコの赤ちゃんだったけど 今年はなんとツバメの赤ちゃんに遭遇だわよ！
このマンションのゴミ置き場、けっこうなスペースがあってね、そこにはツバメ家族が仮住まいしてます
（＾＾）
燃えるゴミの日なんて臭くない？もっと他に場所なかったの？？とも思うけど 見てると癒されるわよん。
そして築２年目の今年もやってきました ツバメ夫婦が♪
先月あたりに卵はヒナとなり、、、マンションの住人たちに暖かく見守られながら元気に、、、
で、今朝よ！
ちょうどゴミの日でさ、ゴミ袋ぶら下げて置き場に行ったらさ、、、、落ちてるのよ！！！
ありえない！！
親ツバメはすぐそこを心配そうに飛び回ってるじゃない。
もーーーー やっだーーー
たぶん このオバチャン（私）に獲って食われるんじゃないかと思ってたんだろーね、そりゃ危機感たっぷりの飛びっぷりよ。
でもって赤ちゃんたら こんな暑い日にさ 巣から落ち、置き場から出て、日の照りつけるアスファルトまで出てきてるじゃなーーーい。
やんなっちゃうわよーーーー ワタシに食べられなかったとしても干からびちゃうわよ！！
なんで！？ よりによって なんでこのタイミングなのよーーー
他の住人だってゴミ捨てに来ていたはずなのに またワタシなん！？？？？
去年はこのパターンでネコを拾い上げたのをきっかけに 引越しまでするハメになったのよー
あぁ～神様！なぜに またワタシ！？
はいはい わかってるわよ！！！ なんだか知らんけどきっとワタシの役目なんだわね、って思いながら巣に戻したわ。
ちょうど捨ててあったレンジを踏み台にして なんとか背伸びして巣に戻っていただいたわよ。
あーあ また関わってしまった。
そうよ 関わってしまったからには念には念をいれて、、、ちょいと離れて五分後に再確認もしたわよ。
兄弟と並んで 親ツバメにゴハンもらえたみたいだし、あー良かった！！
兄弟のどれが落ちたのかは判別できないけどさ みんな元気そうだから大丈夫でしょ。
人間のニオイがついたわけだから少々心配もしたけど これで一件落着だわね。
けどさ、拾い上げようとかがんだ時、ヤツは一人前に逃げようとしたのよ（笑）
あんな赤ちゃんでもしっかりとした本能があって頼もしかった！
こっちも若干老いぼれてトロくなってるからさ 3回くらい捕まえ損ねただ～（笑）
われながら「どん臭」って笑いそうだったわ。
それにしても暑いわね～
今年こそは熱中症で倒れるんじゃないかと思い始めてから10年くらい経ってるけれど、まだ倒れていないわ。
・・・後略・・・』
相変わらず品位の欠片も感じられないが、何やら愛情深い文面に思わず「イイね」ボタンを探してしまった（メールだったのでボタンはなかった）。
『ご機嫌麗しゅう。
私への反論から発展した貴家の御ネコたちの自慢話と、愛情あふれるツバメのお伽噺、とても嬉しく拝読させていただきました。
マンガ日本昔話でしたら、この後、子ツバメが巣立ちの際にお礼がてら、今日の夕飯のメインにどうぞ！と使い古した巣を玄関前に置いてゆくのでありましょう。
容姿は十分、お伽噺にも出てきそうな勢いでいらっしゃるにも関わらず、実世界でたくましく生きていらっしゃるために「ツバメの恩返し」の恩恵がないことは無念至極でいらっしゃることと存じます。
親ツバメにしてみれば、寿命が3日ほど縮む思いだったに違いありません。
それにしても、髪を茶色に染め上げた中年女が、炎天下の中、だみ声で“ツバメちゃん！ツバメちゃん”と叫びながら、地面を這いずり、子ツバメを追いまわしているお姿。
近くにおりましたら、思わず「録画」して、どこぞのサイトにUPさせていただいたのに・・・残念です。
貴女様の勇姿が、世界中で称賛と爆笑を浴びたでしょう。クリック2万回、もしかしたらワイドショーのネタにもなるかもしれませんでした。それがご縁で「ツバメの母」と呼ばれ「ツバメの糞占い」など、生け花ならぬ、生けクソで名高い貴女様にピッタリの人生が大いに開けるきっかけになるかもしれませんでした。
心よりお悔やみ申し上げます。
心身ともに繊細なワタシは、猛暑の中、細々と、何とか生きながらえております。
千葉のアスファルトの上、砂煙をあげながら排気ガスをまき散らしているお姿を想像させていただくだけで元気が湧いてきます。
お互い、美人薄命からは遠ざかる一方となりましたが、このラインを越えれば、この世の美人は一掃されてしまっておりますので、何の区別も差別もない世界に達します。
あっち痛い、こっち痛いと言いながら、ネコに唸られ、ツバメに逃げられ、寄ってくるのは蚊とゴキブリだけ、という毎日を邁進いただければ何よりと存じます
末永くお元気で』
友人は言いたいことを言い放ち、ワタシからの励ましメールを受け取り満足したのであろう。今頃、ツバメの巣を見上げながら癒されているに違いない。
同じフンでも・・・こちらの奮戦はまだ続く・・・
ボスの貫禄で新入りに挑む、みたらしチャン（次の戦闘に向けて充電中）
庵のチンピラとして新入りにゲリラ攻撃をするマカロニ（次の作戦に向けて充電中）
なぜか男子に混ざって新入りにちょっかいを出すミンミン（次のお節介に向けて充電中）
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