がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

にもかかわらず、通う。お料理教室

2014-12-14 | Weblog

花材:白菜にオンシジウム+人参&リンゴ クワズイモの葉っぱ

単純明快なニンゲンほど、何かを始めると繰り返す習性があるようだ。

再現性があると評判の料理教室で、唯一「再現性」に乏しい=皆無ともいう=生徒である立場を貫き、
それでも通い続けてしまっている。

そもそもカタカナが覚えられないので、
フランス語の料理名が全部、カマンベールに聞こえる。
地図を覚えていないので、
フランスがどこにあるのか、いまだに理解をしていない。
地球上、どの辺りにある、何の名前の料理を習っているのか、まったく自覚がないまま料理教室に通っているということになるのだ。
10回近く通ってみて、ようやくその事実に気づいた。

でも原因がわかってよかった。
料理教室に通うたびに、若年性痴呆症ではないか、と不安がよぎっていたのだ。
中年性阿呆症であった。
中年も阿呆も進行するのだ。特効薬はないのか。

今回は、初参加のうら若き女性4名+顔見知りの元若き女性3名がカウンターを囲んだ。
いつものご高説の中、
「初参加の方がいらっしゃるので、これまで何度も説明したことを繰り返しますが・・・」と、
毎度お馴染み、貧相に磨きがかかったシェフはご丁寧に気を遣って下さっていたが全く気にすることはないのだ。
まるで初耳のような話ばかりだった。


サワラのエスカベッシュ(南蛮漬)

仔羊の香草パン粉焼+ひよこ豆とベーコンのトマト煮込み

並べるとこうなる。

いやぁ、美味しかった!

デザートもつく。

≪なぜ一旦始めると「くせになる」かのように継続するのか≫のメカニズムが判明した。
せっかく教わったことをすっかり忘れるため、何度参加しても初参加のような気分になる。
だから平然と何度でも通うのだ。

ちなみに冒頭の「生け野菜」は、食べ物を粗末にするわけにはいかないので、
無事、スープの具材となりました。

どんなに記憶力が優れていても、誰でも、いつか忘れっぽくなるのだ。
今から認知症になった時の下準備をしていると思えば大したことではない。
来月のお料理教室も楽しみだ。

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