がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

モテモテになりたい

2014-10-28 | Weblog
漬物石より重いトラネコ3匹に潰されながら、呼吸不全でいつか死ぬのではないか、と心配をする暇もなく深く眠りこける毎晩であったが、
さらに悲惨な出来事が起こった。

野宿をしている夢に驚いて目が覚めてみれば、
なんと、ワタシが布団から追い出されているではないか。
縮こまって、丸まって、床の上で眠っている・・・
お前はネコか!と思わず、寝起きツッコミを入れたくなる。

どうなっているかと思えば、布団には、
中でヌクヌク眠りこけている兄弟ネコと、
上でノビノビ眠りこけている茶トラがいる。
彼らは、スカスカ眠っていたワタシを少しずつ追い出し、、
布団の外にはじき出したに違いない。

ハッキリ言って寒い。

だが、ワタシは日頃から寛大で慈愛に満ちた人間として生きていることを思うと、
無意識に愛しいネコたちに、温かな場所を譲った、とも考えられる。
ニャンベル平和賞なるものがあれば、今頃、殿堂入りしているに違いない。

しかし図々しい男どもだ。
そもそも誰が布団を温めていると思っているのか。
と叫びたくなったが、寝ぼけたアタマをめぐらせてみると、
ワタシが布団を温めていることを知っているからこそ、
温かくなった頃に3匹でやってきて、温かい布団から邪魔者を追い出す作戦を決行しているのだ。
ネコの知恵、侮るなかれ。

そう言えば先日、オモシロイ相談を受けた。
『オンナにもてたいが、どうしたらイイか』という、実に興味深い相談だ。
相手はヤンチャジジィでも枯れチャーミングでもない。
40代前半の、一応、人並み以上には仕事をしている(ボランティアではなく収入もある)一般男性である。

まず、男性の分際で『オンナにもてたい』をワタシに相談すること自体、
ワタシを誰だと思っているのか、と、2時間くらい説教をしてやろうかと思ったが、
自分がいかに女性として光り輝いているかを50項目ほど説明するためのパワポを作っていなかったので、
後日、資料の準備ができてからレクチャーすることにして、とりあえずは諦めた。

とっかかりとして、ワタシのようなオンナにもてたいのか?
と聞いてみたところ、今まで、モゴモゴと『オンナが・・・オンナが・・・』と言っていた目つきが変わり、
「それとは違う」とハッキリ&キッパリ否定する。

話の焦点が掴みにくいので、もう少し具体的に伺ってみようかと2、3質問をしてみると、
『カワイイ女性の顔を見て話すのが苦手だ』と、
ワタシの顔をバッチリ見据えて、訴えてくる。
視力でも悪いのか、と聞いてみると、『両目とも1.2だ』と自慢げだ。

どうやら、ご本人は平均的な顔立ちをしているのにもかかわらず、
頭蓋骨の中で幼少時から育まれたセンスは個性的らしい。
ガラパゴス諸島にでも行って独自の進化を遂げた「オンナ」を見繕う方が早いのではないか。

では、どんなオンナにもてたい、と思っているのか?と聞いてみると次の項目が飛び出した。
1) 年齢は特にこだわらない
2) 優しく接してほしい
3) 楽しい会話をして盛り上がりたい
4) オレの男前を認めてもらいたい

項目4)を覗けば、彼は、自分の理想の女性と今、貴重な時間を共有していることになるはずなのだが、
やはり「自覚」と「気づき」がないところが致命的な欠陥なのであろう。

目の前の日本男児は、先日のハリセンフォード、もとい、ハリソンフォード3人衆とは異なり、
人種の差別はしないが、オンナの区別はするらしい。

日本男児よ!オンナにモテモテになりたいのであれば、決してオンナを区別してはいけない。
オトコから相談を持ちかけられる「オンナの中の女」が、消え入りそうな声で普段から思っている教訓がわからないのか。

それにしても、どこかに、
包容力があって、優しくて、お金持ちで(しかもケチではなくて)、
何もしゃべらなくてもワタシのキモチを全部わかってくれて、
白馬に乗って迎えに来てくれるようなオトコはいないものだろうか。

『そういうオトコがついフラフラと恋に落ちちゃうタイプとは違うんだよな~』

次回、コイツと飯を喰うときには2時間モノのパワポ『モテたい男の知っとけシリーズ=ワタシの魅力50項目=』用意したる。
覚悟しておけ。

---その後---
寒くてボクは病気になりそうです・・・と、憐れな表情で訴えるので、
ついに足温器が設置された。

憐れなフリをしていただけ、ということが分かった。







ずいぶん温まりました!と寝ぼけて起きてくるポテチ。

相変わらずクローゼットで暮らしている、くるみチャン。
でも、最近、一人ゴロゴロ言っているのが聞こえてくることがある。
ご機嫌な時もあるんだ。。。





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