我が家の三獣士と王子の日常♪

今は亡きみぃの姐御を筆頭にキャラの濃い仲間達と翻弄される召使い(飼い主)の日常を綴ったブログです(*・ω・)ノ

そら、胃瘻チューブを設置

2014-07-27 18:43:10 | 
病院からの提案により、胃瘻の話が出た日の夜。私自身、一晩よく考えた。

なんたって全身麻酔だからだ。
そら以上に危険な状態の動物にも病院で麻酔はかけたことはあるし、みんな生還してくれた。

でも、そらの場合はそのコ達とは違うところがある、眼振・ふらつき・舌の動きなど…神経症状だ。
顔周囲のリンパ節の腫れにより神経が圧迫されてなのか、脳へ転移しているのか、これはMRIでも撮らないと分からない。こういった症状が麻酔により悪化する可能性、果ては術中死の可能性がある。

ただ、もし成功すれば私にもそらにもメリットは多いにある。そらは投薬が難しい猫で、ステロイド1錠投与するにも一瞬で行わなければならない。失敗して与えられない時もある。食欲があって、自分でも飲み込めた時はウェットフードに混ぜて与えることが出来たが、今のそらは水ですらシリンジでの給餌は無理。暴れるし、舌の動きが悪く誤嚥の可能性もあるので、私自身も強制給餌はあまりしていない。

栄養補給も出来て、投薬も出来て、口からも食べようと思えば食べれるし、そらの負担も減り、通院回数も減る。
このまま餓死させるよりは、やってみる価値は大いにあった。

7/24(木)
仕事を午前中だけ休みを貰い、そらを病院へ連れて行く。術前の説明を受ける。

全身麻酔であり、術中死のリスクがあること。
そらの場合、食道の状態により、内視鏡が入らない場合は開腹した方が安全な可能性があること。
10日間、ほぼ絶食状態の為、麻酔をかけられない可能性もあること。

私としては、全て承知の上でお願いしているし、神経症状が出てても処置して貰えるだけありがたく思っているので、何がどうなっても覚悟はしていた。
何かあったら連絡するが、何もなければ連絡しないので夜に見に来てあげて下さいとの事。

そらを預け、そのまま仕事へ行き、夜…さっさと帰り支度を済ませ病院へ。

診療時間ギリギリになんとか間に合った。

手術の事や、今後の食餌管理や治療計画の話を受け、最後にそらが連れて来られた。思いのほか意識はしっかりしている。
なんと、血液検査では白血球数が高い以外の異常は無く、内視鏡も無事通ったとのこと…正直、血液検査の結果には驚いた。いくら点滴に通ってたとはいえ、貧血や肝臓あたりに多少の異常があっても不思議じゃないのに。

そして、腹部には包帯とテープで固定されたチューブ。流動食を流し込む為の注入口も見せて貰ったが、意外にも暴れるそら。
暴れる体力あんのか…と、私自身は正直ホッとした。本当にグッタリしてる動物はほとんど抵抗しないからだ。

先生としては、安静にさせて置けるなら帰宅しても良いとのことだったが、あまりに抵抗するので、一泊入院させて貰い明日の夜に退院させることにした。退院までの間は、先生が流動食を与えてくれるとの事で安心出来た。

翌日の夜。またも仕事場を足早に帰宅。
昨日よりも元気なそらと面会。流動食を与える際の注意事項などを聞く。
先生には自分が看護師である事は伝えてないのだが、薄々勘付いているのか、シリンジの扱い方などは大丈夫でしょうからと説明を省かれた(苦笑)まぁ時間も診療時間を過ぎてしまっていたので、突っ込まなかった(笑)

そらを連れて帰宅。
2日ぶりの我が家だ‼︎みんな待ってたぞー‼︎





みんな寄ってたかって匂いを嗅ぐ(笑)



末っ子3号がそら坊を労っているんだろうか?(笑)



そら、よく頑張ったなぁ!
ここまで頑張れる猫だとは正直思ってなかったよ( ̄▽ ̄;)
これからは、腹いっぱいの感覚をまた与えられると思うと、それだけでやって良かったと思えます!






選択肢

2014-07-21 21:35:59 | 
またまた、そらのことです。

今日、病院へ行き皮下点滴とステロイドを打ってもらいました。
昨日は一日、病院へ行かず家で様子を見たので先生も心配して下さってました。

結局、食欲はあっても固形物は無理で液状のものでないと飲み込めないこと、自ら口にすることは出来ないと諦めるような感じになってきたこと、強制給餌は嫌がるが口にさえ入れば飲み込んでくれることを話しました。

やはり、先生も食欲があるのに食べれない状況は良いとは言えないと仰ってました。

そして、胃瘻チューブの提案を頂きました。



胃瘻(いろう)チューブ。
聞いたことがあるかもしれませんが、胃に直接チューブを差し込み、そのチューブから流動食を流し込み栄養補給をすることです。

もちろん、メリットもデメリットもあります。


【メリット】
・口を通らないので動物のフードの好みに関係なく栄養補給が簡単に出来る。
・給餌と投薬を同時に出来る。
・強制給餌より動物には負担が少ない
・長期間使用することができる
・自ら菜食することも出来る


【デメリット】
・長時間では無いが、全身麻酔での処置となる
・感染症のリスクが無いとは言えない
・飼い主が使い方を覚えて管理しなければならない
・チューブを外されないようにネット包帯や服などで、チューブを保護しなければならない

などなど、かなり大まかに言えばこんな感じでしょうか。



そらの場合、リンパ腫により下顎や耳下腺のリンパ節が腫れて飲み込む際の障害になり、且つ腫瘍が恐らく神経を圧迫して舌の動きを悪くしています。
しかし、食べたいと意欲があること、気管は圧迫を受けておらず呼吸には差したる障害がないこと。体力が回復すれば、新たな抗がん剤治療の可能性があること。
もちろん不安もあります。
全身麻酔での処置であること、脳へ転移している可能性もあること、麻酔から覚めない可能性もあること。

正直、これ以上そらに負担は強いたくないと思ってはいます。

でも、そらの抗がん剤治療をする時に決めたことがあります。

『最後は苦しまないように』

この最初の考えに立ち戻った時、今のそらは苦しくないのか?
食べたいのに食べられない、お腹が減って胃液を吐く…この状況は苦しいのでは無いか?
胃瘻するとして、麻酔中に死ぬことも覚悟はしていますが、呼吸困難や餓死で死ぬよりはずっと穏やかなので後悔は少ないでしょう。死に目に会えないのが心残りかもしれませんが、それは仕事してても同じことです。

そらには、まだ選択肢があります。

これが何一つ選択肢がなかったら、私は安楽死か自宅で看取ることを選び、延命はさせないでしょう。
でも、今のそらはまだその決断を下すには早い気がします。

もちろん、この段階で、これ以上ストレスはかけたく無いから何もしないことや、これ以上苦しまないようにと安楽死を選択することも動物の為だと思います。それも愛情であり、飼い主としての責任だと思います。


そして、そらの場合。
そらの場合はリンパ腫が食道と舌を動かす神経を圧迫している可能性があることだが、食欲はあって食べたいのに食べれないという状況。

この状況でまだ選択肢があることは凄いですね。そらの運と生命力に賭けたい気持ちが大きいです。

食いしん坊のそらが餓死なんて、一番あってはならない死に方だと私は思います。かと言って、強制給餌は嫌がるし、自ら口に含むのが怖いのか食べることを躊躇し始めました。私自身も誤嚥の危険性が出てきた今、強制給餌自体が危険なのでは無いかと思い始めていました。

やるなら今なんだと思います。

腹は決めても、そらの命あっての事。私が胃瘻を希望してもそらが生きていなければ意味がありません。
今のそらは何があってもおかしくありませんから。

明日、そらが食べたいと言ってくれるなら、もう一度よく考えて決断しようと思います。













そらは強い。

2014-07-21 15:12:03 | 
そらは今も頑張っている。



下顎リンパ以外も腫れてきて、脳または神経を腫瘍が圧迫し舌が上手く動かせなくなって余計に食欲が落ちている。

んー…少し違うか。

食欲はある。食べたいと言う気持ちはある。なのに上手く飲み込めないから諦めると言う感じです。



食べたい気持ちが切れないならと、なんでも与えてみる。



市販のシニア用ウェット。かなり緩いペースト。



ほんの少しだが食べる…舐める。



ドライが食べたくて寄ってくるけど、口に含んでも端からポロポロと零れてしまい諦める。



退院サポートを与えてみる。こちらもほんの少し舐める。



疲れるとベッド下で休む。



貴重な5匹でのショット☆



やっと雨が上がり、ベランダに出れるようになったらみんなで出てました( ^ω^ )



とある日は、サーモンの叩きを結構食べた!



でも、この日だけでした。



また、食べやすいような流動食を探さねば…何なら食べられるだろうか。