Meister von Grünfelder

日々の出来事を綴ります。たまにまともなことも書くかも知れません。

代理出産はエゴ

2008-01-24 06:46:33 | Gesellschaft
 何らかの事情で女性が出産できない際、別の女性に代わりに生んでもらうことが技術的には可能である。
 一方、日本学術会議の「生殖補助医療の在り方検討委員会」は「代理出産を新法で禁止する」との素案を議論している。

 しかしまあ、恐ろしいことだ。
 技術が進む一方倫理に成長がないから、こういうことがまかり通る。

 代理出産なんてばかげたことをしたいという人は、まず考えて欲しい。
 仮に代理出産で、妊娠中に胎児の異常が見つかったり、妊娠出産時に臍帯が首に絡んで仮死状態で生まれて障害が残ってしまったとき、その子を愛せるのか?
 また、「出産できない女性のために私は是非代理で出産をしたい」という女性が現れたことはあるのか? 身内の中での人間関係のしがらみから断れず、半ば無理強いされているのではないのか。

 「自分の遺伝子を分けた子が欲しいという本能」などと主張する人がいるが、そんな本能は存在しない。
 そもそも、こういう技術がなかった時代には産めなくて当たり前だったわけではないのか。

 こういう人がいるから、女性が「生む機械」扱いされるのだ。

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