心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

感動ということー椋鳩十全集より

2004-12-31 10:12:04 | Weblog
 児童文学者として有名な椋鳩十氏の言葉です。
 「感動とは、心の中の地震であり、地すべりである。感動は心を奥底から揺り動かし、心の垢を洗い流して、感動の方向にむけて、心を奮い立たせる性質を持っている。
 感動によって、心が奮い立ち、それぞれの個の力が発揮され、新しい人生の始まることを昔から、
 心機一転 とか、
 天地の初めは今日より始まる、とか、
言っている。
 どういう感動に度々出会うかということは、我々にとっては極めて大切なことである。ところでそういう感動に、いつでも、誰でも出会うことができるものがある。それは優れた本である。読書の重要性の一つは、また、ここにあるのである。」
 私自身、「一期一会の感動を目指して」ということをモットーに、色々な本を読んだり、映画や演劇、スポーツを見たり、旅に出たり、講演会やコンサートに行ったりしていますが、感動することで、確かに心の垢を洗い流し、元気をもらったりすることが多いです。若い頃、旅先で出会った人に、「本物を経験することが、一生の心の財産になる」と言われ、なるほどその通りだと思い、なるべく本物を見たり、聞いたりするように心がけています。
 椋鳩十氏は、「読む、書く、聞くは人間を創る3要素である」とも言っています。来年も色々な感動体験をしたい、そしていつまでも感動する心を持ちつづけたいと思います。