雨のち晴れ

おばが亡くなり急遽仕事の休みをとって岡山に帰っておりました。
久しぶりの岡山は大雨で、涙雨のような状況でした。

でも、仕事のほうも立て込んで折らず、代診もスムーズに見つかり
何かとスムーズに岡山に足を運ぶことができ、かつ時間的にもゆとり
をもって調整できたのでとても幸運でした。とても普段の状況からは
ありえないくらいゆっくり時間が確保でき、安らかなおばの最後に
立ち会えて本当によかったと思います。

幼少のころから何かとお世話になっていた人とのお別れは寂しいものです。
でも、人は人を悲しませるために死ぬわけではないので
最後はお疲れ様の気持ちをこめて笑顔でお見送りしないといけません。

仕事柄、死亡宣告をし、お見送りをするのは日常茶飯事なことで
普段はなるべくニュートラルな状態を保つため、完全に仕事モードの
もう一人の自分を作り出してましたが、今回のことでまた原点に
帰ったような気がしました。おばに感謝です。


翌日は、気持ちいいほどの秋晴れ。
そして母の誕生日。おばがsettingしたとしか思えないですが
母の誕生日に家族全員が揃ったのはもう十数年ぶりくらい前のことでしょうか。
今年は特別な意味がある誕生日だったので、プレゼントなどもかなり奮発して
用意していましたが、一緒に祝うことができて本当によかったです。
今までにはとてもありえないほどゆったり平和な時間が流れてました。
たぶん二度とこんな時間はないと思えるくらい。

きっと、おばからの最後の贈り物、計らいだったんだろう。
雨のち晴れ。素敵な秋晴れ、平和な時間が流れていた岡山の秋でした。