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被災地のひとつ、福島県から50人の透析患者さんたちが当院に搬送されてきました。入院の必要な人と、そうでない人を腎臓内科Drが中心にトリアージをかけ、必要な入院患者は我々総合診療科が中心となって引き受けました。
患者の受入というと、医者が活躍しているかのようにも見えますが、実際には事務員さん、看護師さん、ソーシャルワーカーさんを初め多くの職種のスタッフが一丸となって動いて成立している受け入れです。患者さんのトリアージ室にはリハビリのスタッフの皆さんが書いた、『がんばれ福島』のメッセージボード。胸に熱いものがこみ上げてきます。
今大切なのは、不安や不満をいうことでもなく、政府や東京電力の責任問題を批判することでもなく、そんな暇があったら今何が自分にできるか考えて、どうすれば事態を少しでも改善の方向に向かわせることが出来るかを前提に動くこと。今回は、みんなで協力してそれができたと思います。震災そのものはとても悲しいことですが、こうやって志高い、熱いハートをもった仲間と仕事を行える幸せを今噛み締めています。患者受入が落ち着いて、夜中に総診のみんなで食べたメシが本当に美味かった(笑)。
まだまだ続く長期戦です。地に足付けて、重心が浮かないようにどっしり構えてやることやっていこうと思います。まだまだ、非日常的な時間と、これまで通りの日常的な時間の流れが混在し続けます。
気張りすぎて、疲労で倒れないように!
みんなで、やれることをやっていきましょう。