浮き草人生

「地に足ついた生活なんてしてんじゃねーぞ」

東京タラレバ娘

2015-09-24 21:28:19 | 読書

東京タラレバ娘 / 東村アキコ

慢心独身アラサー女性読者どもをクリティカルに仕留める、素晴らしい作品。
身に覚えのある女性にはかなり刺さるらしいけど、現実をつきつける作中のセリフがいずれも秀逸、これは必読です!

男性が読むと、ざまあみやがれ、とスッキリするらしいです。
需要もないのにいつでも売れると勘違いした女が「いい男って中々いないよね~」と自分を顧みずに延々と愚痴ってたらこうも言ってやりたくなるってもんです。
作者の周りにもそんなモデルケースが多いのかな…胸中お察し申し上げます!

常々疑問に思うのが、慢心独身アラサー女(略してマンサー)のアピールポイント
(年よりも若く見られるし、私まだまだイケてる)

これね、もうね…
本人は内心、自信満々鼻高々かもしれませんけど、それって思ってるほど異性へのアピールになってねえから。

逆のパターンで考えてみなさいよ、男性が(年収のわりには、お金持ちに見られるし、俺ってイケてる)とか言ったらオマエら女子会(という名の年増飲み)で袋叩きにするんだろ?
「お金持ってそうに見えても、実際年収低きゃ、なーーっんにも意味ないよね~」とか言って笑うんだろ?同じなんだよそれと。

若く見えるに越したことはないけど、実際の若い女性と肩を並べられてるわけじゃないんだぜ?
「若ければいいってもんじゃない、私には経験もキャリアもあるし…」とかマンサーは反論しだすんだよなあ。
それが異性に評価されてれば、今頃オマエはそんなとこで「最近いい男いないよね~」なんて愚痴ってないだろうよ。

はー!
東京タラレバ娘、もう一回読み直そっと。

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