ヴィム・ヴェンダース監督。
2009年に亡くなったドイツの振付家のピナ・バウシュを扱ったドキュメンタリー。
始めて3D映画をいいな、と思った。普段はあのメガネが煩わしくていやなんだけど。
撮影前に本人が亡くなってしまったので、過去を振り返った内容かと思いきや
彼女がそこにいたという確かな存在と、踊り続ける者たちの表現という証言で綴られていた。
最初は何となく頭使って観てたんだけど、途中から鼻炎マックスでぼーっとし始めて
逆にそれからのほうが、すーっと入っていけて、自然体で楽しめて良かった。
ダンサーというのは、踊り続けて自己表現し続けるという宿命や業を背負ってる
生き物なのかな、と思った。回遊魚や赤い靴の童話が頭をよぎる。