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続・中国フットサルリーグ第4節 島根ダービー戦レポート

2009-09-26 | Futsal
■続・中国フットサルリーグ第4節 島根ダービー戦レポート

まず、決定力の差。
これは今回大きかった。
決められる時に確実に決められる。
当たり前のことが当たり前にできれば良いことなのだが、浜田FutsalClub HNT/どんちっちの選手はそれができていなかった。
この決定力不足というのは、今までの浜田FutsalClub HNT/どんちっちの重要課題でもあるのだろが。。。



もう一つの差は、戦い方(選手の使い方)の差である。
浜田FutsalClub HNT/どんちっちは、一人を除いて全メンバーが同じようにピッチに立っていた。
端から見ても心配なセットメンバーのバランスでも組んで試合に挑んでいた。
リスクを犯してでも、先々を睨んでのことだと感じた。
これは、経験不足な選手に自信を持たせるためと偏った選手に依存させない長期的な狙いがあるのだと思う。

この浜田FutsalClub HNT/どんちっちの戦い方は、どの対戦相手に対しても変わっていないだろう。
その性か、以前に比べると選手全員に中国レベルで戦えてる自信のような積み重ねの進歩の度合いが感じられた。
しかし、まだその積み重ねが結果に直結しないのは残念だが。

一方のP.l.e.de.MASUDAは、負けないための選手交代を行っていた。
今回は勝つための戦い方といった感じ。
リスクを抑えた安全なセットを組み続けた結果である。

笹川、谷、田原、大賀、春日を中心にセットを組み、経験不足やバランスに不安のある選手の出場機会が極端に少なかった。
特徴的だったのが、チーム最年長のプレイングマネージャー春日氏の出場機会の多さと後半はほとんど出場していた笹川の信頼性と運動量の豊富さ。

谷の信頼性も高く出場時間も多かったが、後半はフィクソの位置でも足が止まっていた。
彼はアラの位置で使われてこそ持ち味が活かされそうであったが、もう少し笹川のような運動量がほしいと感じる。
しかし、昨年から急成長を見せ、ピッチ上でチームから求められる要求も多くなり、その中で同じようにパフォーマンスを発揮するということはなかなかできることではない。
彼にはまだまだ成長の伸び白を感じるので、注目し続けて行きたい。



もう一つの差は、P.l.e.de.MASUDAには近年負けてない自信が大きくあったに違いない。
反対にFutsalClub HNT/どんちっちは対P.l.e.de.MASUDAへの勝ち方がわからなかったのではないか・・・。



ターニングポイント。。。

試合を左右したであろうターニングポイントは、FutsalClub HNT/どんちっちが先制をした直後、P.l.e.de.MASUDAが前掛かりになった時、カウンターを食らった。
先制と同じように左サイドからファーへボールが流れて、先制点をあげた宇津巻が詰めたが外してしまう。
殆どフリーだったため、ボールに合わせれば得点できたはずなのに・・・当たり前の事が当たり前にできなかった。

あの場面で追加点をFutsalClub HNT/どんちっちが奪っていたら、試合がまた違った流れを示していたかもしれない。
そう思える場面であった。

試合での差は明らかにあり、それが得点差になった。
その差が実力の差であると言ってしまえばそうであるが、総合的に実力差は感じなかった。
そして、年内にもう一度対戦が予想される選手権県大会の両チームの対戦に注目したい。



試合の勝敗以外での差で気になったことがある。

それは、浜田FutsalClub HNT/どんちっちの応援団は、日頃チームが係わっている少年チームの子供達がチームカラーの赤のシャツをそれぞれが自発的に着て来て応援してのには驚いた。
これは浜田FutsalClub HNT/どんちっちが、中国リーグに4年間在籍している積み重ねだろう。

来年にはNPO法人としても変化を遂げ、地域に密着した活動を目指すと代表の長本氏は言う。
早速、今月末にはチーム独自の初心者向けのフットサル教室を開催し、地域に文化としてスポーツを根ざすために始動するようである。

この部分は、同じ島根県のチームとして、中国リーグの先輩としてP.l.e.de.MASUDAが見習ってほしい部分であり、差でもある。

今後、島根を盛り上げ、リードして行く両チームだけにお互いが刺激し合い、切磋琢磨して成長して行ってもらいたい。

頑張ろう!島根のフットサル!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蕎麦屋)
2009-09-26 09:18:32
チーム最年長…

リーグ最年長でもあるのかな(笑)?

第二の青春です。
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Unknown (Futsal Hamada)
2009-09-26 09:30:27
リーグ最年長かはわかりません。。。

第2の青春の方が楽しそうだの~(笑)
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