■期待と不安
いよいよ本日から始まるAFCフットサル選手権大会。
果たして日本はどうなのか？
４日に代々木で行われた壮行試合第２戦は期待と不安が入り混じる結果となった。
結果だけを見ると戦い方を変え、積極的にアクションを起こし、勝ちへのこだわりを見せた。
壮行試合という意味では最高の結果であったと言えるだろう。
しかし、本番を前に期待と不安が入り混じる。
絶対に結果を残さないといけない戦いが今日から始まる。。。
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川原の間・・・
不安要素なのは怪我で最終的にメンバーから外れてしまった川原の存在が日本代表にとって非常に痛い。
長年培われてきた川原とDFの間を定永や石渡が自分の間に変えることは容易ではないだろう。
実際、壮行試合での４失点は定永の集中力を欠いた部分もあったが、DFとの連携が影響していたと見て取れた。
「川原ならここにいてこう動く」
「ここまで切ればセーブしてくれる」
だからDFはここまでして、あとはゴレイロへ・・・・
その感覚が長年培われた川原とDFとの間であり、信頼関係なのであろう。
微妙な感覚のズレが日本の結果に影響を及ぼす可能性は十分にある。
いや絶対にある。
そして不安のもう一つは、川原の武器であるクオリティーの高い足がなくなった点である。
これは定永や石渡にはない武器である。
壮行試合での定永は、長いスローを幾度となく前線に入れたが実になるものは少なかった・・・その点、川原の足は違う。
精度の高いパスが相手陣内の左右奥にピンポイントで入り、一気に得点チャンスを演出できる。
まさに日本の武器である。
その武器は浦安でのセットで脅威は増していたはずであり、可能性を更に演出できただけに残念である。
もちろん期待もある。
久々に代表復帰となった稲田の存在がその一つである。
プレイゾーンは広く、左右の奥でボールを持てる稲田の存在は小野同様にピボの役割を十分果たすことになるだろう。
しかし壮行試合を見て感じたことは、稲田の役目は得点をすること以上にアシストへの意識を高めると面白いかもしれない。
例えば、予選ラウンドではピボのポジションでの存在感や怖さ、シュート力の脅威を相手に感じさせ、次なる対戦相手のケアするポイントとさせる。
つまり、大切な試合は相手のケアするポイントを自分にさせ、そこを逆手にとって壮行試合のようにアシストの意識を高くすれば、得点チャンスを演出できるのではないだろうか？と感じる。
左右奥でパスをもらった稲田が相手ＤＦを引き付け、中に走る込む選手へ・・・壮行試合での形がまさに理想と言える。
壮行試合の金山や岸本へのパスは果たしてたまたまなのか？アジア選手権で注目してみたい。
小野や木暮とは違ったタイプのピボが、再度のアジア制覇のキーマンなのではないだろうか？
彼のもう一つの強みは、代表経験豊富な金山とのコンビである。
いかなる理由でも離れ離れになった運命は長年体に染み付いた感覚を忘れさせることはなかったということだ。
敢えてその強みを活かし、お互いの長所を演出し合うセットも魅力を感じる。
そして、ジョーカー的存在の岸本。
壮行試合で昨年のアジア選手権以上に活き活きさを感じた。
自信がついたようにも見え、彼への期待感が増す。
ただ一人の左利き＝ジョーカーとして爆発するかもしれない。
スピードスター金山の存在も期待せずにはいられない。
日本が優勝した第８回大会は怪我で殆ど力を発揮しておらず、優勝したとはいえ金山的には満足はしていないだろ。
昨年の準優勝も踏まえ、ハートの強い男にとってアジアで優勝し、日本をブラジルへ連れて行くという想いは人一倍強いだろう。
そんな彼も過去の幾度となるイランとの対戦で得点はない。
しかし、ここ大一番となった時に彼をサポートする稲田の存在もあり、彼のスピードとハートが日本をブラジルに連れて行ってくれるかもしれない。そう願いたい・・・・。
頑張れ！蒼き戦士たちよ！
歓喜の序章は今日キックオフ。
※個人的主観で綴ったのですが、同じような事柄を書いていたレポートがありました。
川原・稲田の存在は日本の勝利の行方に影響しそうです。＜
FutsalJapanレポートへ＞
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