久しぶりの展覧会、
熊田千佳慕展に行ってきました。
10時のオープン直後に着いたのですが、会場は既に大勢の人。
夏休みということもあり、小さな子供を連れたおかあさんやおばあちゃんが目に付きます。


それ以外の年齢層は高めですね。
「見て 見つめて 見きわめて 私はこころの目で 自然を描きたい」
の言葉通り、細密に描かれた絵は生き生きとしていて引き込まれます。
甲虫のメタリックなツヤ、とんぼやせみの透き通る羽、触手の毛などがとても丁寧に描かれています。
そして花たちがとても上品で美しく構図も素晴らしいです。

「うそやごまかしがないように描くのは 小さな人たちにみてもらうため」
という気持ちですべての作品に取り組まれていたのでしょう。
絵本の挿絵手がけられていて、「ミツバチマーヤ」はほんとにリアルなミツバチですが可愛らしさがさきに感じられました。
実はお盆休みに行く予定でしたが、行かれなくなってしまいました。
12日からの開催でしたが、
熊田氏が13日に亡くなられたそうでびっくりしました。
ご冥福をお祈りします。