数寄屋橋から乗ったバスは左手に日比谷公園・警視庁・国会議事堂・国立劇場を見る。10分位で麴町警察署前を下車。ダイヤモンドホテル(中国語名「金剛飯店」)を探す。あれ変だなと思いながら周囲を歩く。24年前、定年までいた会社の東京支店勤務になった時ここを訪問、昔のままのホテルだった。仕入課を訪ねるとなんと新入社員の時上司だった係長が同じ職場にいた。金剛飯店はホテル内の中華レストランとなっていた。私が勤務していた当時は、和食・洋食・北京料理・広東料理・ベーカリーの5人の料理長がいた。結婚式・バイキング・各種宴会場をメインとするホテルだった。地下は生バンドが演奏するラウンジバーになっていた。ダイヤモンドホテルには有楽町に中華レストラン餃子館2店あり、のちにホテルはマニラとサイパンに進出していた。
48年前と違うなと思いながら、懐かしいダイヤモンドホテルの「プルメリア」でコーヒーを飲んだ。帰宅後、インターネットで調べたら現在のダイヤモンドホテルは麴町にあり、昔は一番町25番地にあった。この写真は「千代田区遺産」に2000年10月撮影でダイヤモンドホテル旧本館としてのっていたもの。
河岸の帳場からの「金剛飯店さ~ん」の声が耳に残っている。