ふなやすさんの数字と戦う生活

転職と同時にブログタイトルも少々変更ですよ。

姫の戦国@永井路子

2004年09月19日 12時09分06秒 | 読書感想文
今川家関係の本が読みたくて探してきた本です。
教えて貰った当初「名前聞いたこと在るけど誰だっけ?」だったのですが、以前大河でやっていた毛利元就の原作の『朝霧』を書いた人でした。

内容ですが中御門宣胤の娘、今川義元の母、今川氏親の妻の悠姫(後の寿桂尼)の話です
京都の公家の娘として生まれ、今川家に輿入れ(輿入れの道中もなかなかおもしろいです)、輿入れした今川家では今川氏親を中心に、北条早雲をバックにした国造りの最中、姑の北川殿との確執などもありますが、氏輝・義元の子供に恵まれます。氏親没後氏輝の後ろ盾となりますが、氏輝謎の死をとげます。その後、義元・大原雪斎も絡んだ話となり信玄・氏康と対決、最後は義元が桶狭間でコロされるところまでで一端描写がとぎれ、死語の話になります、どうやら寿桂尼は今川滅亡を見ずに済んだようです。氏真・家康も最後のところでちょっとだけでます。
個人的に興味深かったのは輿入れの道中と言卿記で有名な山科言継が今川家に関わりがあって云々・・・と言ったところでしょうか、
とりあえず、この小説を読むと、やられ役の強い今川家のイメージが変わります。これは保証できます。
女性史的な小説を読んだのは初めてだったのでいろいろと新鮮でした・・・八百井チックなのが出てくるのは女流作家の仕様ですか・・あーゆーのダメなんですが・・・・onz

  
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