ふみ日記

観たいものがどんどん増えてえらいことに。

バーミンガム・ロイヤル「ダフニスとクロエ」「真夏の夜の夢」

2011-05-31 | バレエ・ダンス
今月バレエは1本だけ。楽しみにしてたバーミンガム・ロイヤルの公演に行ってきました。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「ダフニスとクロエ」「真夏の夜の夢」 
2011年5月27日(金)18:30~ @東京文化会館 5階

まずは、この日本の状況下で来日してくれたことに感謝します。本当に嬉しい。
東京文化会館のロビーには衣装が展示されていました。チャリティーオークションに出されるもののようです。

「真夏の夜の夢」のタイターニアの衣装ですね。

今回は1時間くらいの1幕物が2作品。
「ダフニスとクロエ」は初めて観ました。セットや衣装は割とシンプル。
ちゃんとストーリーを把握してから観るべきだったな、と反省。
話の骨組みはわかるんだけど、ドルコンが羊飼いに観えなかったの。海賊の一味なのかと思ってしまった。
ところどころで見せるポーズも横向きが多くて、「牧神の午後」みたいだったですね。
でも振り付けはとってもアシュトンらしいな~、と。
でも、1幕物だったら、他にもあったんじゃないかな~とか思ってしまってごめんなさい。

今回は「真夏の夜の夢」を楽しみにしていたわけですけど、これはとても楽しかった。
都ちゃんはもちろんのこと、出演者の一人一人がとても生き生きしてて。
本当に幸せな気分になりました。
モラレスはスタイルいいですね。オベロンって感じしました。うん。
パックのアレクサンダー・キャンベルがモラレスよりガタイがよかったのはご愛敬ね。跳躍や回転バンバンでしたけど、ちょっと重量感があったですね。もうちょっと軽いと嬉しいかな。
ボトムの動きにも大笑いしてしまいました。ポワントうまいのよね~。
ライサンダー達4人がケンカするところも楽しくて。動きが細かくて大変そうなのに軽々とこなしてる感じがします。
で、都ちゃん。都ちゃん観られるのって本当に幸せ。
まだ都ちゃんの踊りを日本で拝見する機会はまだあるだろうけど、ロイヤルの中で役を生きる都ちゃんを観られないって、やっぱりさびしいわぁ。


《キャスト等》
「ダフニスとクロエ」 振付:アシュトン、音楽:ラヴェル
  クロエ(羊飼い):ナターシャ・オートレッド
  ダフニス(山羊飼い): ジェイミー・ボンド
  リュカイオン(都会から来た人妻):アンブラ・ヴァッロ
  ドルコン(牧夫):マシュー・ローレンス
  ブリュアクシス(海賊の首領):アレクサンダー・キャンベル
  パンの神: トム・ロジャース
  ニンフたち:ヴィクトリア・マール、ジェンナ・ロバーツ、アンドレア・トレディニック
  羊飼いたち、海賊たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

「真夏の夜の夢」 振付:アシュトン、音楽:メンデルスゾーン
  オベロン:セザール・モラレス
  タイターニア:吉田 都
  インドからさらってきた男の子:小林 巧 (東京バレエ学校)
  パック:アレクサンダー・キャンベル
  ボトム:ロバート・パーカー
  村人:
   ジョナサン・カグイオア、キット・ホールダ-、ロリー・マッケイ、
   ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ、クリストファー・ロジャース=ウィルソン
  ハーミア:アンドレア・トレディニック
  ライサンダー:トム・ロジャース
  ヘレナ:キャロル=アン・ミラー
  デミトリアス:マシュー・ローレンス
  蜘蛛の精: アランチャ・バゼルガ
  エンドウの花の精:レティシア・ロ・サルド
  蛾の精:ローラ・パーキス
  カラシナの精:ジャオ・レイ
  妖精たち: 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

《上演時間》
「ダフニスとクロエ」 18:30~19:30
 【休憩】 25分
「真夏の夜の夢」 19:55~20:50
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