ふみ日記

観たいものがどんどん増えてえらいことに。

劇団☆新感線「吉原御免状」

2005-09-29 | 舞台・コンサート関連
SHINKANSEN☆PRODUCE「吉原御免状」
'05年9月27日(火)18:00~ @青山劇場 2階A列

今回は2階A列の一番端っこのエリアでした。
ここが一番安い席とは。とても観やすかったです(^^)

行動記録でちょこっと触れましたけど、よーくまとめてるなぁって思いました。
原作の内容をしっかりと再構築していました。
中にはこの台詞はここじゃない方が…って思う部分もあったんですけど…。
(やっぱり原作は細かいとこまでしっかり描いているから。当然だけど)
こう使うか~って感心しながら観てました。
舞台装置も素晴らしい~。よく考えられてますよね。
回り盆とともに吉原の景色がどんどん変わるの。
最初にババーンと提灯で「吉原御免状」って出るのも迫力でしたし。

主演の堤さん。
実は舞台で拝見するのははじめてなのよね。
少し前にBS2でやってた「野獣郎見参」は観たんですけど。
すっげーカッコイイ!って思っていたので今回すごい楽しみだったの♪
うん(^^) カッコよかったです。
もちろん山から下りてきた役だから多少もったり感はあるんだけど
でも素直な感性の持ち主であり、生まれながらの品は隠せないのね、って感じが出てて◎です。
で、殺陣もさすがJACの人ですな。
軽やかで舞を舞っているようでもありました。
時折のぞく太もももヨシ!!(^^;

今回の華の松雪さんと京野さん。
お二人ともとても美しかった。
でも松雪さん、くの一にしては華奢すぎるのよねぇ。
あれじゃ闘えないっすよ。
すごい妖艶だったけどね。お色気なシーンもバッチリだったし。
京野さんは、ちょっと迫力不足な気がしました。
なんといっても吉原のナンバーワンなわけだから
もう少し松雪さんを圧倒するものがあってもよかったかなと思います。

雑誌の対談(いのうえさん、古田さん、高田さん)でアドリブ厳禁って言っているのを読んでいたので
今回劇団員はギャグを封印されているって知っていたんですけど
本当にギャグ無しでしたね。
定番キャラもなかったし。粟根さんのメガネとか…。
今回の古田さんとじゅんさんの役では笑いに持っていくシーンは皆無だとは思うんだけど
いつも出てくれば何かやってくれると笑う態勢を整えてしまう方としては
ちょっと物足りなかったかな。
役者さん達もウズウズしなかったのかしら。

そんな中自由だったのは、オヒョイさんと梶原さん。
オヒョイさんは自由なのか素なのか、ハラハラするシーンも何度かありましたが。
階段を降りる時につまづいた時はどうなることかと(^^;
原作では幻斎と誠一郎が二人っきりのシーンが多かったんだけど
今回は必ずお付きがいたもんねぇ。
舞台上でハラハラドキドキしてたんじゃないかしら(笑)
梶原さんは常にハイテンションでした。
カーテンコールの時も高田さんと二人で楽しそうだったし(^^)

原作と大きく違うのはヒロインでしょうか。
原作だと高尾なのに、舞台では勝山になっている。
その方がまとめやすかったんだろうなぁ。
そして、やっぱり幻斎さんの殺陣シーンはやっぱり無かったですね(^^;
オヒョイさんには激しい殺陣は無理よね、どうするのかしらと原作を読みながら思っていたのですが。
あと是非いれて欲しかったのは、宗冬が誠一郎に柳生の剣を教えるシーン。
あれがあるとないとで随分印象が違うと思うんだけどな。

原作も是非是非読んでみてくださいまし。
若干エグい(凄惨な)シーンもあるけど面白いですよ。

《キャスト》
松永誠一郎:堤真一
勝山太夫:松雪泰子
柳生義仙:古田新太

水野十郎左衛門:梶原善
高尾太夫:京野ことみ

柳生宗冬:橋本じゅん
八百比丘尼:高田聖子
狭川新左衛門:粟根まこと

三浦屋四郎左衛門:村木仁
野村玄意:逆木圭一郎
庄司甚之丞:右近健一
耳助:河野まさと
吉次:インディ高橋
蔵六:磯野慎吾
あざみ乃:村木よし子
紅梅:山本カナコ
桔梗:中谷さとみ
芍薬:保坂エマ
おしゃぶ:田畑亜弥

幻斎:藤村俊二
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「チャーリーとチョコレート... | トップ | トーチュウとCM »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

舞台・コンサート関連」カテゴリの最新記事