【対局の終盤とか直後とかにこそ
人格と人柄が見て取れる
無礼者に喝を入れるべし!】
地域同好会にも〝色〟があります
毎月会費を取って
点数制で昇格・降格がせわしなく
緊張感漂う切磋琢磨碁会があれば
わが同好会のように
会費は半年か一年に一度で
棋力認定も甘く、降格もなく
碁をゆったり愉しむ親睦交流碁会もあります
大規模のわが会の良い点は、といえばもうひとつ
人数が多いのでいろいろな人と対局できる
という一点にとどめを差します
会費も安く、気が向いたら参加できることから
創設三十年のあいだ、定着率が抜群でした
十年、二十年の古参会員もゴロゴロいました
コロナ到来までは……
昨春まで百人規模でしたので
わたしは七十数人と碁を囲み
ほぼ同じ数が碁友となりました
一局囲めば相手の人柄が分かる
それが親睦交流碁会のメリット
改善しなければならない点はといえば
少しマナーを良くしてほしいという点
<ひとつだけ挙げろ>といわれれば
対局終了と同時に負けた方が
いきなり碁石を崩すという無礼者がいる
ということでしょうか
これは三段、四段クラスに多い
という指摘が複数寄せられています
わたしだけじゃなく
尋ねてみると多くの人がそう指摘しています
このあたりの棋力となれば、欲が出るあまり
「勝ちたい、勝ちたい病」が多いのかな
プロの対局は
対局直後は沈黙が続くことが多いです
負けた方が饒舌で、勝った方がうな垂れる
という不思議な光景が珍しくありません
どちらが勝ったのか分からないほどです
碁将棋を嗜むことのないヒトが見ると
ちょっと違和感があるかもしれません
局後に必ず検討する将棋に比べ
そのまま席を立つこともある囲碁
後者の<お行儀が悪い>といえますが
ファンに不親切という意味でも
ただすべき点が多いように思います
今日の人気の差は、
こうしたことの積み重ねかもしれません
いずれにしても
もっと優雅にいきましょうよ
どうせ焦って帰ることもあるまいに
時間はたっぷりあるはずじゃありませんか
▲こうして眺めていると、マナーやら所作やら細かいところに目がゆきます
全体としてお行儀が良い方が多いのですが、中には「・・・な御仁」もいる
他人の碁を眺めるのも、長い目でみると、「碁の勉強」であります
「他人をやかましく批評するのは、自己矯正をすることにもなる」
と、ショウペンハウエル先生も明解に見事に喝破しているほどです
注:冬季は健康管理上の配慮から、早出早帰りをオススメしてまいりましたが、春~夏~秋は<時短>推奨を行いません。正午~18時まで会場を確保しておりますので、時間を気にせずに、ゆったりとした時間を満喫いたしましょう。ただし、マスクと名札の着用を、くれぐれも、怠りませんよう! これはルールではなく、オススメであり、お願いであります。細かいことですが、相手に対する配慮は<親睦交流のあかし>でもあります。碁というもの、自分勝手では成り立ちません。相手も含め、いいえ、会場全体が幸せ気分でなければ、ほんとうの意味での同好会にはなりません (自称・愛の伝道師より、アハハ、日残りて昏るるに未だ遠し)