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囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

唐突に石を崩してもいいのか?

2022年05月08日 | ●○●○雑観の森

 

【対局の終盤とか直後とかにこそ

人格と人柄が見て取れる

無礼者に喝を入れるべし!】

 

 

地域同好会にも〝色〟があります

 

毎月会費を取って

点数制で昇格・降格がせわしなく

緊張感漂う切磋琢磨碁会があれば

わが同好会のように

会費は半年か一年に一度で

棋力認定も甘く、降格もなく

碁をゆったり愉しむ親睦交流碁会もあります

 

大規模のわが会の良い点は、といえばもうひとつ

人数が多いのでいろいろな人と対局できる

という一点にとどめを差します

 

会費も安く、気が向いたら参加できることから

創設三十年のあいだ、定着率が抜群でした

十年、二十年の古参会員もゴロゴロいました

コロナ到来までは……

 

昨春まで百人規模でしたので

わたしは七十数人と碁を囲み

ほぼ同じ数が碁友となりました

一局囲めば相手の人柄が分かる

それが親睦交流碁会のメリット

 

改善しなければならない点はといえば

少しマナーを良くしてほしいという点

<ひとつだけ挙げろ>といわれれば

対局終了と同時に負けた方が

いきなり碁石を崩すという無礼者がいる

ということでしょうか

 

これは三段、四段クラスに多い

という指摘が複数寄せられています

わたしだけじゃなく

尋ねてみると多くの人がそう指摘しています

このあたりの棋力となれば、欲が出るあまり

「勝ちたい、勝ちたい病」が多いのかな

 

プロの対局は

対局直後は沈黙が続くことが多いです

負けた方が饒舌で、勝った方がうな垂れる

という不思議な光景が珍しくありません

どちらが勝ったのか分からないほどです

碁将棋を嗜むことのないヒトが見ると

ちょっと違和感があるかもしれません

 

局後に必ず検討する将棋に比べ

そのまま席を立つこともある囲碁

後者の<お行儀が悪い>といえますが

ファンに不親切という意味でも

ただすべき点が多いように思います

今日の人気の差は、

こうしたことの積み重ねかもしれません

 

いずれにしても

もっと優雅にいきましょうよ

どうせ焦って帰ることもあるまいに

時間はたっぷりあるはずじゃありませんか

 

 

▲こうして眺めていると、マナーやら所作やら細かいところに目がゆきます

全体としてお行儀が良い方が多いのですが、中には「・・・な御仁」もいる

他人の碁を眺めるのも、長い目でみると、「碁の勉強」であります

「他人をやかましく批評するのは、自己矯正をすることにもなる」

と、ショウペンハウエル先生も明解に見事に喝破しているほどです

 

 

 

 

注:冬季は健康管理上の配慮から、早出早帰りをオススメしてまいりましたが、春~夏~秋は<時短>推奨を行いません。正午~18時まで会場を確保しておりますので、時間を気にせずに、ゆったりとした時間を満喫いたしましょう。ただし、マスクと名札の着用を、くれぐれも、怠りませんよう! これはルールではなく、オススメであり、お願いであります。細かいことですが、相手に対する配慮は<親睦交流のあかし>でもあります。碁というもの、自分勝手では成り立ちません。相手も含め、いいえ、会場全体が幸せ気分でなければ、ほんとうの意味での同好会にはなりません (自称・愛の伝道師より、アハハ、日残りて昏るるに未だ遠し)

 

 

 

 

 



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