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囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

名局を口ずさむ⑤

2019年02月11日 | 【カベ突破道場】
リズムを刻んでドンドンいってみましょうの巻】

■だんだん激しくなってきました。読み比べです。



・黒23 アテ(次に手を抜けば「1子を取りますよ」という手。初心者には「アタリ」と言って教えてあげます)
・白24 ツギあるいはツグ(1子をあげません。取られてしまうと、スミが黒の陣地になる可能性大)

・黒25 コスミ(猫の顔ですね。次に2路左に打ち、白が押さえても一線にハネる弾力のある手順を残します)
・白26 キリ(ここに一眼を確保しておきます)

・黒29 オサエ(相手が出てくる手を封じ込めます。この手がないと、白は簡単に生きてしまいます)


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ここまで、いかがですか。
「初二段から5級」の方で、何人かは碁盤に並べていただいたと思います。2日制の番碁では、最初の日の午前中はこのあたりで終わることも珍しくありません。昭和を代表する強者2人の心の声を想像してください。わたしは、手の意味が分からなくても、張り詰めた空気感を少しでも感じることができたなら、それだけで血肉になっていると信じます。


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