囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

イヤな相手と打たねばならんのか?

2022年05月11日 | ●○●○雑観の森

 

【自分だけ楽しんでオワリか

~ まったり打ってフレンドリーか

~ 勝っても負けても清々しくゆきたい】

 

この数年

気が向いたら同好会以外の碁会場へ

つまり碁会所あるいは囲碁サロンに

〝道場破り〟すること十数店です

 

碁を打つ場の

環境やら

空気感やら

経営・運営方針やら

つぶさに観察してきました

 

結論から申し上げますと

席亭・オーナーの考え方ひとつで

楽しくもあり、居心地悪くもあり

そこがまた面白く感じてきました

また行きたいと思わせるところは

5店に ひとつぐらいの割合です

 

ちゃんとした碁会所は

不心得者を出入り禁止とします

他の客に迷惑をかけるのは客ではない、

という毅然とした対応

あいまいにしては

たちまち店の経営は頓挫するからです

 

碁は勝負事とはいえ

〝ひとときの非日常〟です

ワクワク感もほしいし

まったり感も捨てがたいもの

 

ほとんどの碁会所では

席亭らが相手を見つけてくれて

「この方とどうぞ対局してください」

となります

 

    ◇
  


一方、自主運営の地域同好会ではどうか

入会基準は緩く、カネさえ払えばOK

身元調べをするでもなし

「入りたい」と言えば

大体通ります

来るもの拒まず去るもの追わず

というハードルの低さです

 

商売ではなく、自助共助の組織ですから

自分で相手を見つけなければなりません

原則的にアイコンタクトのあと

「一局お手合わせをお願いします」とか

「一局教えてください」とか

 


また、時間を待ち合わせて

なじみの碁敵と時間の許す限り

何局も何度も打ち続ける

というのもアリでしょう

 

2019~20年度、

三段以上に点数制を試験導入したリーグ戦では

「リーグ戦では申し込みを断らないこと」

という文言が規定のなかにありました

 

これだけは、いくらルールでも

現実には守れないなあ、と思いました

だって、打って不愉快になるヒトと

我慢してまで打ちますか?

ここは趣味の集いです

 

ズルしたり

行儀が悪すぎたり

手より口が達者で

相手に難癖つけたり

〝石ジャラ〟など

やかましかったり

 

あの人とは、二度と打ちたくない!

あるいは

あの人となら、また打ってみたい!

 

あなたは、

どちらの「あの人」ですか?

 

 

▲会員激減とはいえ、碁会場に行けば、誰かと打てるのが、この碁会の良さ

ただし誰と打っても楽しめる、とは言い難いのが、まだまだ発展途上といえようか

 

 


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