▼黒先
初段以上向け(解答は末尾にあります)
実戦で、これが出来たら、相当に強い人でしょう。
【名著・碁の詰めとヨセの巻】
■今度は再び「有段者向け」の問題です。
私はもちろんできませんでした。
◇
■“エンドロール”に「1978年 92版発行」とは、驚異的に売れたのでしょう。
昭和の人には、碁が身近にあったことが分かります。
むろん坂田が超ビッグネームだったことも。
■以下、本文から抜粋します。
勘は知識から生まれる
どんな天才でも、教わらないで詰碁がすらすら解けるはずはありません。
私たちでも最初は先輩に石を殺され、くやし涙のうちに形は手をおぼえたのです。
多くの形に接するうちに、詰めの勘は、次第に養われていきます。
▼解答
黒❶の突き当りに気が付きましたか?
こういうところは「二子にして捨てる」から考えます。
黒は「奇跡の生還」です。
昨日の「駅前碁会」でも、これを応用しました。
黒⓫のアトキリまで11手で、そう長くはありませんが
サッと読めて正解を出せたら「初段」どころか、
今なら「五段」ではないでしょうか。
昭和の初段は、高いハードルでした。
なにしろ上級を超え「免許皆伝」ですから。