囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

カミソリ坂田の技<下>

2019年09月23日 | 【カベ突破道場】 即効編

 

▼黒先

初段以上向け(解答は末尾にあります)

実戦で、これが出来たら、相当に強い人でしょう。


 

名著・碁の詰めとヨセの巻】

 

 

■今度は再び「有段者向け」の問題です。

私はもちろんできませんでした。

 

         ◇

 

■“エンドロール”に「1978年 92版発行」とは、驚異的に売れたのでしょう。

昭和の人には、碁が身近にあったことが分かります。

むろん坂田が超ビッグネームだったことも。

 

■以下、本文から抜粋します。 

 

勘は知識から生まれる

どんな天才でも、教わらないで詰碁がすらすら解けるはずはありません。

私たちでも最初は先輩に石を殺され、くやし涙のうちに形は手をおぼえたのです。

多くの形に接するうちに、詰めの勘は、次第に養われていきます。

 

 

 

▼解答

黒❶の突き当りに気が付きましたか?

こういうところは「二子にして捨てる」から考えます。

黒は「奇跡の生還」です。

昨日の「駅前碁会」でも、これを応用しました。

 

黒⓫のアトキリまで11手で、そう長くはありませんが

サッと読めて正解を出せたら「初段」どころか、

今なら「五段」ではないでしょうか。


昭和の初段は、高いハードルでした。

なにしろ上級を超え「免許皆伝」ですから。

 



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