囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

コロナ前とコロナ後の世界

2022年01月31日 | ●○●○雑観の森

 

【この世から〝リアル〟が消える日もくるのか?】

 


創設三十年の百人碁会

コロナ影響等によって

最近1~2年で三十人が退会し

あっと言う間に「3分の2」

縮小しました

 

「もうそろそろ解散か」

の声が飛び交い

風前の灯となっていますが

わたしが世話人をやっている間は

ぜったいに解散はしません

ほそぼそとでも

毎週例会を開いています

再生も、破綻処理も、イバラの道

無責任発言は慎んでいただきたい

脳ミソの薄さがバレて

恥をかくだけですよ

 

現在会員数は七十人弱ですが

いつも例会に来るのは

さらに半分の三十数人ほど

残りは「おうち生活」のようです

半分に減額している会費を払うが

しかし例会には参加しない会員が

ほぼほぼ2人に一人がいるのです

 

「会費は払うが例会にいかない」組のうち

ネット碁にはまっているグループがあります

十人ほどの有段・高段の集まりです

このヒトたちは碁も強く挑戦意識もあり

ラインで交流を図っています

さらにハードルを上げて、今度は

lineワークスに引っ越しするとか

ネット碁を〝卒業〟しているわたしは

許可を得てオブザーバー参加です

(ネット碁をやめたワケは別の機会に書きます)

 

このほど

「コロナ終息後にリアル碁に戻りますか?」

と尋ねました

全員が「もちろん、戻ります」との返事

でもわたしには、そうとは思えないのです

本人も、うすうすそう感じているのでは?

 

趣味は面白いか面白くないか、であり

趣味の会は楽しめるか楽しめないか、です

出入り自由です

リアル碁の人口は減り

ネット碁の人口は増えている

とみられていますが、実態は違うはず

全体のパイは減少しているでしょう

リアル碁は激減、ネット碁も漸減

というのが正解ではないでしょうか

 

先日、別の同好会で会長を務めていた

高段者Оさんに、ばったり出会いました

わたしと同じく2年前に、

その三十人碁会を

彼も退会していました

 

棋院インストラクターを務めていたほどの

棋力の彼は「碁をやめました」といいます

聞くと、碁をやめて将棋を教えているとか

定年退職をきっかけに友人の将棋道場を

手伝うことにしたといいます

 

高段までいったヒトがやめたのには

そういう理由があったのか

とミョーに納得しました

稀なケースと思いますが

それもありでしょうか

 

人生いろいろ、ですね

 

 


▼「キャッシュレス時代」になり、小銭を見たことがない子供もいるそうです

もう後戻りはできません。いずれ「硬貨のない社会」が訪れるでしょうね

リアル碁に必要な碁盤や碁石も世の中から消えてゆくのかもしれません

前例踏襲主義に凝り固まったヒトが多い趣味の会では、改革が進まず

それがまた、会の衰退に拍車をかけているように感じます



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