囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

国民審査、制度の不実

2021年11月04日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

 

 

【民主主義という幻想風景 の巻】

 

総選挙は

細かな部分で

ハプニングがありましたが

その論評は別の機会に譲ります

25年前に作られた現状の選挙制度

本質的問題点の指摘もまた

別の機会に譲ります

 


それにしても

毎度毎度思うのですが

最高裁判事の国民審査の

制度設計が納得いきません

 


この制度は

辞めさせたい判事の名前の上に

「✕」印を書くのですが

何も書かない場合は

「信任」とするというのです

 

 

これって、アリですか?

なにゆえ「〇」印を書け

と、しないのですか?

 


期日前投票の数が増えているのに

判事の経歴、主要判断、心構えを記載した

審査公報が、新聞折り込みに入るのは

投票日の2~3日前なのです

 


罷免を求める票が1割しかないのは

そりゃ、そうでありましょうよ

制度と運用があまりに浮世離れしている

としかいいようがありません

 


そういえば、

「期日前投票で判断材料がなかったため

何も書かずに票を入れた」と

ラジオでカミングアウトした

国有放送のアナウンサーがおられ

これまたビックリ

 

 

わたしはといえば

今回も信任に値する判事は

ゼロでありました、とさ

 

 

 

 



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2 コメント

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Unknown (mirapapa)
2021-11-04 09:53:45
同感です。
ウチの90歳の母が投票に行って「どうしたらいいか、わからん」と、そのまま投票箱に入れていました。
資料の細かい文字を読めず、また投票所で横で読み上げるわけにもいかないので、こういう「信任」になってしまいます。
改善の余地は大いにあると思います。
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Unknown (fumi-bow1956)
2021-11-04 14:42:44
様 コメントも含め、いつもありがとうございます。
法律をつくるときに実質審議する委員会で、どういう議論が行われたのか、疑念が残ります。現場でどういうことが起きるのか、イメージできなかった(あえてしなかった?)のでしょうか。議員の力量の問題なのか、恣意的なアイデアなのでしょうか。また、こんなことを長年放置している法曹界にも国会にも首を傾げています。
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