囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「なんもしない人」考

2021年04月01日 | ●○●○雑観の森

 


碁会再構築に向けての会則改正

 ~ まずは外堀から埋めてゆく

 ~ 無責任な口先介入には鉄槌を

 ~ エイプリルフールではない の巻】

 

 

先々月、馴染のバイク店主は

パソコン画面に釘付けである。

「どうしたの?」と尋ねると

「入荷待ち状況が日々変わるんですよ。

どの車種が、いつ手に入るか、

全く予測がつかず、一瞬先は闇。

必死の争奪戦になってます」

眼が充血して、くたびれている。

これが「当事者」というものであろう。

乗っかるだけのヒト、乗っけるヒトの違い。

 

そこまでではないにしても、

公共施設利用の碁会をどうしていくのか、

こちらも状況変化が著しい。

3月中旬から感染拡大の上向きカーブが

収まりそうもなく……。

 

 

         ◇

 

 

きょうから碁会世話人として2年目。

先般、会員100人弱に「活動計画」文書を郵送した。

ごちゃごちゃ書いているが、要するに

「どんな形になろうとも碁会は解散しない」

という決意がキモである。これは短期的課題。

 


もう一つ、中長期的課題をすっきりさせること。

「世話人確保のため省労力化を図る」が2番目。

ウイルス対応には手を抜かないが、

ポスト・コロナ時代を見据えて

役員業務量を「必要最小限に減らす」というワケ。

役員(=世話人)のなり手の確保が困難となっていて

碁会継続の最大のネックとなっているのだ。

 


私の考えは、はっきりしている。

「碁会に直接関係のないこと」はもうやらない。

つまり「なんもしない人」でも務まるように仕組みを変える。

でなきゃ、趣味の会の世話人など、仕事でもあるまいし、

引き受け手がなくなり、いずれはコロリとアウトである。

 


しかし旗を掲げるのは簡単でも、行うは難し。

「働き者」が多いだけに、ボっているとの

固定観念から、どうしても抜けきれず

役員側にも「そう見られてはならない」という気持ちが

働くのであろう。見えないプレッシャーが漂っている。

ある意味、真面目、ある意味、善人、なのである。

そこを、どう割り切るか、が大問題である。

 


自分ができるからと言って

さほど必要としない作業は

極力行わないという構え

絶対に要る。

でなきゃ、後任者が困る、のである。

「いいひと」は前任者まで積み重ねてた

会員サービスを何とか遂行しようとするが、

これが「曲者(くせもの)の正体」である。

こうなれば1年我慢するだけであり、任期満了時、

「二度と役員などやらない」となるのがオチだ。

趣味の会においてはナンセンスと、わたしは思う。

 


例えば、碁会運営と直接関係のない互助会的制度。

「3000円あるいは5000円の香典規定」はどうか。

わたしは、スッパリ廃止しようと考えている。

趣味の会の規定から説明が必要だし、いまどき

それどころでない遺族に架電し、

電話口で、いかに説明し

気持ちよく受け取ってもらえるのか。

ヘタをすると、トラブルになりかねない。

遺族は、そっとしておくのが一番、なのである。

こんな規則も規則なのだが、

昨年は1件をやはり執行できなかった。

一刻も早く、条文を削除したいのだが。

 


碁友たちに「香典制度廃止案」を打診してみると、

「せめて弔電ぐらい打ってはどうか」というヒトもいる。

「役員は絶対に引き受けない」という彼は

おそらく弔電を打ったことなどないのだろう。

他人事(ひとごと)あるいは評論家的発言

という手合いだ。「無責任な善人?」

 

 

こういったアレコレが積み重なって

いまの役員の「仕事量」が膨大になっていることに

思い至らぬようでは……。

暗たんたる思いとは、このことである。

 

 

さて、時間と労力を費やしてでも

わたしは断固、会則改正だけは実現させる。

これにどんな抵抗勢力がやってくるのか?

「汚れ役」を買って出た以上、

もう先送りも妥協もしないし、

でも対応策をちゃんと用意している。

持論表明は結構だが、

熟慮のうえでどうぞ。

決め台詞をお見舞いすれば

一発で黙らせることは容易だから。

 

 

そこまでいうならば

おぬし自身が

やってみせるが

よろしかろう

 

 

口だけ出しておわり、にはさせない

「なんもしない人」ではすまさない

永年役員に就任していただくのである(笑)

 

 

 


▼レンタルなんもしない人(レンタルなんもしないひと) なんもしないサービスを提供する実在人物のTwitterアカウント名。 単行本やドラマになった。増田貴久(NEWS)主演、テレビ東京が2020年に放映。

 

▼わたしが会員向けに呼び掛けた「活動計画」。5月には会則改正案を仕上げる

 

 

 



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