【文化・スボーツに限らず、この世の不思議は至る所に存在する】
「岡目八目」という囲碁由来の言葉があります
「第三者には、当事者よりもかえって物事の真相や得失がよく分かること」
江戸初期の俳諧書「世話尽(せわづくし)」に囲碁用語として収録されています
「岡」は、「岡惚れ」「岡焼き」などと同じく、直接かかわりのないことを意味し
「岡目」は傍観する者なので、「傍目八目」と書くこともあります
対局者はとかく熱くなり、判断がぐらつき、思わぬミスをすることがあるのに対し、
はたで観戦している者の方が、冷静に大局的に判断できることがあります
級位者が有段者に助言してしまう、なんて不思議なことが起きてしまいます
転じて「第三者のほうが的確な判断ができる」という比喩的表現となったようです
ちなみに、
「対局者より観戦者の方が八手先まで見通せる」との解釈がありますが、
「八目ほども得をする」というのが正解でしょうね
ともかく、対局が終わるまでは、横から口出しするのはご法度となりますが、
気の置けない碁友たちの自由対局なら、これもまた妙味となる場合があります
無駄口を叩きあいながらの対局も時と場合によりけりであって
そのあたりの「さじ加減」がまた地域同好会ならではと言えるかもしれません
もちろん、賞品や昇格が掛かる〝公式戦〟では違反となりますので、ご注意あれ
▲展覧会の作品のなかで、ひと目で「ともだちの作品が最も上質」と思えた
lineで指摘すると、本人びっくり
まさに岡目八目とは、このこと!
これもまた御縁の妙と言えようか