囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

京都・三条囲碁サロン

2019年10月26日 | 熱血他流試合記録

 

 

3年前の時代祭の巻】

 

■2016年秋、時代祭行列を眺めていて、ふと振り向くと「碁」の大きな看板があった。

雑居ビルをエレベーターで上がる。

人のよさそうな妙齢女性が席亭で、その娘世代の二人もいた。

一人は元女子学生王者で関西棋院インストラクター、もう一人は席亭の姪である。

 

■あれから3年。

年に何回か、土日におじゃまし、小さな棋戦で優勝や準優勝させてもらったこともある。

最初は三段で打ち始めたが、今は四段で打っている。

 

         ◇

 

■今日は、本拠地同好会が休会だったため、京都へ。

この囲碁サロンで「土三会」という棋戦があった。

「土曜三条囲碁杯」の略。対象は「二段以上」である。

 

 

■この日の成績は2勝2敗。

八段と五段に負け、七段と四段に勝ち。

今の棋力からすると、こんなものである。

 

しかし負けは惜敗、勝ちは大勝。

特に七段との3子局は、中盤の一瞬の隙に当方のハンマーパンチが入り、大石を撲殺。

あれよあれよという間に、4カ所の大石が死んで、盤上の4分の3以上が我が方に。

100目以上の大差が付いて、七段さん投了となった。

「甘く見てたら勝てないな」とポツリ。夕闇に消えた。

申し訳ないが、爽快である。

 

■外では、時代祭の行列に観光客らが見入っていたようである。

行列があと30分で通るという頃に、わたしはビルの中へ。

ビル4階の囲碁サロンでは、祭りの音は聞こえない。

別世界であった。

 

注:京都三大祭のフィナーレを飾る「時代祭」は、毎年10月22日に開催。今年は、新天皇即位「即位礼正殿の儀」が執り行われたため、26日開催となった