【薄曇りの一車線の人生、分け入つても青い山 の巻】
■家族について
わたしは定年退職で正社員から嘱託になり、3年が過ぎた。
大切な一人娘も東京で暮らしている。
親が細かく世話を焼くべき年頃はとうに過ぎ、日頃のことは、妻から聴いている。
十代からのショートカットは、ラインの写真を見ると、肩の下にまで伸びている。
相変わらず相当な美人である。(親バカに特効薬なし)
■仕事について
3年前、会社には「土日祝日は原則休み、平日朝~夕の勤務」としてもらった。
短い時間ながら「横丁の隠居」「小言幸兵衛」の気合いでやっている。
土日などは思いっきり遊ぶ。
年金も一部入ってきたが、満額支給となれば、仕事をどうしようか、と思う。
会社が望むなら継続するかもしれないし、望まぬなら辞めることになる。
それでやっていけるかどうかは分からないが、
「社畜」だった頃のモーレツ社員人生とは、また違った生き方をしてみたい。
■趣味について
本拠地同好会のエライ人たちに「無職になったら執行部に入るべし」といわれている。
「ありがたいこと」と思う半面、既にブログで側面支援しているので「私設・企画広報係」でご勘弁を、とも思う。
先輩多数のなか、末席からすれば、荷が重く、気が重いのが正直なところ。
しかし「(借金の申し込みを除いて)強く望まれれば原則断らない」をモットーとしているので、どうしたものか?
ほかにやるべきこと、やりたいこともある。
■母について
介護施設生活を見直す中、大阪駅のホームで会社の先輩にばったり会った。
30年来、何かとよくしてもらい、今も頭が上がらない硬骨清廉なるアニキである。
「どうした。帰る時間が遅いな」といわれるので、
「今日は新施設を見学し、施設長に入居をお願いしてきました」と報告した。
彼も90代母を引き取っていて、近く退職して介護の資格を取ろうか、と検討中らしい。
しかし相当な勉強が必要で「やり遂げられるか、二の足を踏んでいる」と苦笑する。
■これからについて
先輩は一足先に60代後半に入る。
ともに、どこまで生きるかは分からない。
だが健康に気を付けて新しいこともやってみたい、と似たようなことを口にした。
わたしは年初から、ブロ友さんたちの「生の声」を拝読できるようになった。人生の先輩が多い。
「書き物だけで、つながっていることの面白さ」もまた格別であって、不思議な関係である。
ブログという新しい趣味が、囲碁やペットなどと同様、大事になっているのは、こういうことなのである。