囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「虎の穴」の掟

2019年07月07日 | ●○●○雑観の森
 

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」で、いっちゃいますの巻】

■広い碁盤のどこに打つか?
 
■なぜ4線の交差点「スミの星」に打つのがいいのか。
それとも、お江戸以来の定番「小目」がいいのか。
はたまた「高目」「目外し」、そして、その後の目の付け所は?
 
■「最初の50手」がホントに難しいのが、囲碁という宇宙的スケールの人生シミュレーションゲーム。
 
         ◇
 
■棋力が高くなればなるほど、序盤の打ち方で「勝負の8割が決まる」とされます。
 
■わたしの序盤は、ちょっとした守りのあと、相手の弱そうな石を攻めていくのが、いつものスタイル。ちまちました「スミ」より、夢がある「中央」が好き。四スミを取られて、中央に大平原を作って勝つことがよくあります。上手に突破されて負けることもよくあります。
 
■分からないまま「なんとなく感覚で打っている」のが、マズイ碁打ちの習性。そんなわたしですが、棋譜並べを続けてきて、感じていることを書き出してみました。
 
■この「わたしなりの序盤の考え方」。同じレベルの相手なら、この通り実践できれば勝勢、つい欲に溺れると敗勢ーー。
 
■みなさんは、序盤をいかがお考えでしょうか。ご教示ください。
 
 
 
 
 
 
 

【反復】続・シチョウ効果3止

2019年07月07日 | 【カベ突破道場】 即効編

 

 

さらにさらにヨミを鍛えましょう/解答の巻】


■手数は短いのですが、錯覚しやすい問題でした。

■でも解答を見ると、意外に簡単でしょう?

■同じような形が実戦終盤で時々出てきます。昨年の対三段戦で、わたしが慎重に読むことなく打って潰されたことがありました。

■「続けて打っても、よくなる図がない」と分かっていたら、手抜きでした。盤上に石がある限り、何らか役に立つ時がくるとも限りません。全部取られてはコウ材にもなりません。読むことなく形と筋だけの感覚で最後まで打ってしまうのは、負け碁への近道です。


………………………………………………………………………………



■これで「13路盤を使ったシチョウ問題」は終了します。

■「計3題の問題・解答」を毎日1回を何日間か目で追ってみましょう。碁の筋肉トレーニングです。ひたすら反復、反復。一カ月後、あらら不思議。「3手のヨミ」どころか、一本道なら10手先までスラスラ読めるようになっている自分に気づくはずです

■「カネも人もあなたを裏切ることがあるが、筋肉は裏切らない」のです。 

 


【反復】シチョウ効果3

2019年07月07日 | 【カベ突破道場】 即効編

 

さらにさらにヨミを鍛えましょう/問題の巻】


■黒先でどうなりますか? 双方「最善手」を示してください。

■「13路盤のシチョウ」問題は、これが最後です。

 

       ◇

 

■半年前の出題を「即効編」に昇格させました。

■シチョウも何通りかの変化がありますが、すべて対応できれば、結果的に数十手のヨミができたことになります。

■既に出題したものを含め、三つのシチョウ問題を繰り返し眺めてください。

そして苦手を苦手でなくすれば「有段者のヨミ」になることでしょう。

そうすれば、一段レベルアップし、囲碁の楽しみが広がります。

 

 


敬語のトリセツ

2019年07月07日 | ●○●○雑観の森
 
インタビューの「気になる言葉」、アレレ~のレの巻】

■話言葉は、取り消しができません。
 
■新聞・雑誌など活字媒体のように次号で「訂正文」を出すのもどうかと思いますが、番組内で「御免なさい。間違っていました。〇△と訂正します」としなければ、そのままスルーになっちゃいます。
 
         ◇

■政治家の失言・暴言・妄言(本音→のちにウソ訂正)は論外としても、それ以前に「取材する側」にも日本語の素養が問われますね。

■駆け出しのアナウンス室員が「へま」をやらかすのは仕方がないとしても、入社から10年とか20年とかのベテランではいだたけません。
 
■ところで、とても公共の電波に出すに堪えない日本語を話しているヒト(ナントカ評論家・コメンテーター・その他タレントたち)なら、それも一興と認識いたしましょう。
 
■ただし決してマネをせぬように! 巷に広まり定着してしまっては、やがて辞書が「新たな日本語」とせざるを得なくなってしまいますゆえ。
 
         ◇

■さて、日曜午前中の報道番組がまもなく始まります。
放送各社の「商品品質管理」の巧拙はいかに?
よくよく観察しましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、今春発行の日本新聞協会の小冊子からピックアップしました
 
実際の放送で出現した「間違い表現」事例で解説
・15年前に初版発行された“敬語の取扱説明書”の改訂版
・編集は新聞用語懇談会放送分科会
・定価 300円(税別)
 

日本新聞協会  新聞103、通信4、放送22の計129社が加盟